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人工知能を導入することは

今年もいよいよ終わりますナァ・・

思いますに今年は、やたら人工知能(AI)の話題が多く取り
上げられたような気がします。

日本の労働人口の49%の仕事が、AI導入によって奪われると
言われたこともありました。。

人間と異なり、疲労による精度の低下がありませんし、労働
時間の制約もありません。

定型的な作業に留まらず、作業内容の変化にも対応可能です。

これに対して、最近の労働者状況は・・

相変わらずと言いますか、非正規社員の増加が続き、2022年
においては、非正規社員比率が37%と・・

ほぼ5人に2人が非正規ってコトです。。。

特に女性に限れば、その比率は53%と半分以上になってます。

尚、非正規社員の賃金は上がっています。

とは言え、正社員賃金に比べると58%に留まってます。

また、非正規社員の賃金は、正社員のように、年齢と共に
上がるわけではないので、正社員と非正規の生涯賃金には
億単位の差がついてしまいます。。。

さらに、厚生年金の有無で年金支給額も大きく変わるで
しょうから、格差はさらに大きくなります。

それと、こんなデータもあります。

20~49歳男性(無期雇用・フルタイム労働の正社員)の時給は
(有期雇用・短時間労働の非正規)よりも20%高くなり、女性
の場合、31%も高くなるとのことです。

以上から、正社員であることが生涯賃金を高め、非正規に
対して格差を広げていることがわかると思います。

で、このことは…

  よぉし!
  みんな、正社員目指そうぜ!
  正社員になって、ちゃんと稼ごうぜ!

ってコトじゃなくて…

  よぉし!
  人件費圧縮のため、非正規を増やそうぜ!
  その代わり、難しいことはAIにやって
  もらおうぜ!

って会社側は考えてしまうと言うコトで。。。

  あの野郎、正社員だからって
  エラそうな態度ばかりで、
  ロクに仕事しねーで、
  ブラブラしやがって!
  あーゆーの減らして、
  AI導入すりゃイイんだよ・・

ってコトなんです。。。

AIを導入することは、安定した精度、柔軟に対応できる労働
の導入だけでなく、正社員を減らし、人件費も減らすと言う
ことでもあるわけです…。

今、世間で叫ばれているような、正社員と非正規社員の賃金
格差を縮小するよりも、正社員そのものを縮小してしまう
ことにつながるのかも知れません…。
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