________________________________________________________________________

幼い日の楽しい思い出

自分自身が赤ちゃんだった頃、また、1~3歳くらいの思い出を
記憶していますか?

  私が赤ちゃんだった頃、黄色いベビーカーに
  乗せられて、ショッピングモールへ
  よく連れて行ってもらった。

  確か2歳の夏だったと思うけど、東北地方に
  旅行に行き、きれいな花火をたくさん見た。

  僕が3歳の時、北海道へ行って、そこで
  初めて温泉に浸かった。
  とても広い湯船で気持ちよかった。

そこまでの記憶があると言う人、天才か、あるいは、脳の発達が
異常と言えるかも知れません。。。

むしろ、赤ちゃんの頃から3歳くらいまでの記憶が。ほとんど
ないと言う方が正常らしいです。

「幼児期健忘」と言って、3歳くらいまでの幼児は、記憶する
能力がまだ仕上がっていないそうです。

ひと言で記憶と言っても、いろんな種類があるみたいですけど、
自分が体験した出来事に関する記憶を「エピソード記憶」と
言いますが、これは、脳の「海馬」と呼ばれる領域で担われる
そうで・・

しかし、この海馬が含まれる大脳辺縁系は、子どもが生まれて
すぐの段階では、まだ完成していないとのことで・・

大脳辺縁系は、幼児期に徐々に形成されていき、中でも海馬は
完成するまでに、最も時間が掛かるそうです。

つまり、脳科学的にも幼い頃の出来事を記憶していないことは
当たり前と言うコトです。

  ンじゃ、子どもが3歳くらいまでの間は、
  家族旅行とか楽しい思い出を作ろうと
  してもムダってこと?

・・ってわけでもないみたいです。

エピソード記憶は残らないけど、「楽しかった!」「嬉しかった!」
など、感覚、感情としての記憶は残るそうです。

そして、そうした体験を通して、親子関係がしっかりと築かれて
いくとのことです。

  でも、僕、3歳の時、北海道の温泉に
  入ったこと覚えてるよ!

中には、そんな人もいるそうですが、この場合は、ご両親から、

  あなたが3つの時、北海道まで旅行した
  ことがあったの。
  大きなホテルの広々とした温泉に
  入ったのよ。

  パパと一緒に温泉に入ったんだ。
  とても気持ちよかったなぁ‥

など、後々に何度も話を聞かされ、会話を繰り返し、やがて、
記憶と言うより出来事を認知するようになるわけです。

幼い日の楽しい思い出・・

それは、家族との会話から生まれるわけで、そんな意味からも
親子の会話は、とても大切と言うことです。

ところで、僕には2歳だか3歳の頃だか、定かではありませんけど、
エピソード記憶ではなく、はっきり記憶している一場面がある
のです!

それは…

犬に追い駆けられている場面で…

どこで何をやらかしたのか、全く覚えがありませんけど…

白と黒の毛で眼が覆われた小さな犬が、ワンワン吠えながら、
僕を追い駆けてくるのです。

幼い僕は、必死で逃げているのでした。

あの時、

  恐かった!

と言う感覚が、はっきり記憶されたのです。

幼い日のツラい思い出です…。  
にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ
にほんブログ村




nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感