タワーマンションの問題

タワーマンションは、全国で約1500棟あります。

このうちの3分の1は、東京都に集中しています。

ま、、タワマンは大都会にこそ相応しい…ってわけです。

それでも、僕が住んでいる県の地方都市にも、タワマンは何棟か
建てられていて、豪華なエントランスにゲストルーム、さらに、
充実したスポーツジムが共用施設となっていて、素晴らしい
夜景を楽しめることも“売り”になっているみたいです。

タワーマンションに住むことが成功者のステイタスであり、
そんなところに住んでいる人に、羨望の眼差しを向ける人も
少なくありません。

が…

数年前から、ちょくちょく問題視されていたようですが…

この頃は特に著しいみたいで…

それは、タワマンが様々な法人の拠点になっていると言うこと。。

つまり、そのタワマンの住所で商業登記をした法人が、事務所
として使っていると…

実際、そのマンション名、または、住所でネット検索してみると、
ネットショップが出てきたり、プライベートサロンだったり…

あとは、WEB制作業者とか、時には悪評高い法人の住所として
使用されていることも。。。

自宅であるはずのマンションに商業登記をしているケースは、
近年、SOHO、あるいは、自宅兼事務所として使っていると言う
パターンが多いらしいです。

しかし、多くのマンションの管理規約には、その専有部分の
用途が定められていて･･

　　区分所有者は、その専有部分を専ら住宅として
　　使用するものとし、他の用途に供してはならない。

たいてい、こんな文言で定められていると思います。

要するに、あくまでも居住空間として使用することが規約されて
いて、商業登記をした上での使用は違反になるわけです。

しかし、あのコロナ禍によって、テレワークが普及･･

　　まあ、しゃーねーか…

ってコトで、住居空間内においても、商業目的使用は、いくらか
寛容になってきているみたいです。

それに、その空間(区分所有者)が、所有者の自己所有物件なので、
悪質な行為とは断定できないわけで。。。

不動産登記と違って、商業登記は把握すること自体、難しいもの
です。

　　テレワークっすよ。。

って言われれば、「あっ、そうですか…」と言うしかなくて･･

夜遅くまで、ざわざわして、話し声が漏れてきたり、何だか
荷物を運び入れたり、運び出したり･･

エントランスで小難しい顔して、何やら打ち合わせしてたり･･

そうした光景、純粋な居住者にとっては、大いに違和感があると
思います。

せっかく購入することが出来たタワマンなのに…

されど、タワマンゆえに、こうした事案が増えているとも言える
みたいです。

どんな所だろうと、住んでみなけりゃわからない…ってコトは
いろいろあるモンですね…。

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