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人手不足を解消するために・・

今日、仕事現場に資材を配達してくれたトラックドライバーが
こんな話をしていました。

  同僚のドライバーが、インフルエンザに
  罹ったらしく、急に休んでしまって…
  それで今から、そいつの配達先にも
  行かなきゃならない。。

この日、病欠してしまったドライバーが担当する配達先は、
全部で4ヵ所・・

それを2ヵ所ずつ、2人のドライバーで分担して配達することに
なったそうですが・・

当然ながら、予定外の配達になりますから、配達時間は遅く
なってしまうわけです。

  事情を説明して、何とか了解してもらって…
  それでも配達すれば文句言われるし…
  はぁ~、キビシイなぁ~

と、苦笑いしながら、次の配達先に向かって、トラックを
走らせて行きました。

僕らの業界も人手不足ですけど、運送業界も深刻みたいです。。

しかも、建設業界と同じく、運送業界も大半が中小企業・・

予備のドライバーを抱えているほどの余裕はなく、体調が悪い
からと言っても、休むに休めないこともあると思います。

起き上がれないほど高熱を発して病欠したとしたら・・

先ほどのドライバーのように、同僚たちで分担すると言った
シワ寄せ、時には、無理強いを食らうことになるわけです。。。

そして、無理が祟って、悲惨な交通事故を起こしてしまうと
言ったニュースも、過去にいくつかありました。

僕らの業界では、欠員を補うため、取引先間で人材のやり取りを
するパターンがまあまあ多いです。

  工期に追われてるけど、人手が足りないんで、
  悪いけど誰か1人、手伝いに来てもらえないか‥

  来週、改装工事があるんだが、そっちから
  1人、貸してくれないか‥

って感じで、僕の勤め先から、取引先の仕事を手伝いに行ったり、
取引先から手伝いに来てもらったり・・

1日、1人当たりいくらで…と、当然、コストが掛かりますが、
「困った時はお互い様」「持ちつ持たれつ」ってわけで、昔から、
この業界は、こうした慣行があります。

ところが、トラックドライバーになりますと、現状の人手不足に
加え、来年4月から適用される時間外労働の上限規制も実施され、
ますます厳しい状況に追い込まれるんじゃないでしょうか。。

  手伝ってあげたいんだけど、
  こっちもイッパイで。。。

そんな状況になるんじゃないですか…?

話は変わりますけど・・

近年、ビジネス界ではアウトソーシングが盛んになってきた
ように思います。

小売業界では、陳列や棚卸をアウトソーシングしたり・・

製造業においては、一部の製品を外部委託によって生産したり・・

こんな感じで、運送業界でもアウトソーシングを検討する余地
があるかも知れませんね。

とは言え、トラックですから、大型免許を取得していなければ
務まりませんし・・

さらに、大型免許を持っていればイイってモンでもありません。

どの道を走れば効率がイイか・・

どの順番で配達すると効率的か・・

そうした要領も必要になってくると思います。

その点では建設業界も同じようなモンで・・

ただ体力があって、やる気があればイイってわけじゃなく・・

各種資材の取り扱い方、着工手順など知っていなくては務まり
ません。

そう言う点で、運送業、建設業ともに、アウトソーシングは
限定的かも知れませんが、少しでも人手不足を解消するために・・

特に運送業界は「2024年問題」も含め、何らかの対策が早急に
求められるのではないでしょうか?
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