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中国の理美容業界

カリスマ美容師…って言葉が流行り、理美容市場が盛り上がりを
見せた2000年代の初頭…

あれから15、16年ほど過ぎた現在の日本では、理美容市場が
縮小気味だそうで。。。

2008年の市場規模は2兆3139億円。

10年後の2018年は2兆1382億円と約7%減。。

今後も国内の理美容市場は、徐々に縮小すると見られています。

しかし・・

中国では理美容業界が大盛り上がりだそうです!

よっしゃ!

・・ってわけで、日本の大手美容室は、そろって中国へ進出!

だけど・・

撤退が相次いでいるとのことです…。

日本の美容師の技術は世界レベルであると評価されており、
こうしたジャパンブランドは、中国においても受け入れられ
ていると言われてはいるみたいですが…

年中、丸刈りの僕は、美容室なんて無縁ですが、例えば…

「CARE」って言う読者モデル御用達のサロンや…

ジャスダック上場の「Ash」…

木下工務店グループをバックに据えた有名店「NOZ」など…

これら大手美容室が、中国進出を果たしたものの、余儀なく
撤退してきたとのこと…。

また、某大手美容室は、上海拠点のアイドルグループである
SNH48のヘアメイクを担当していたこともあり、SNH48劇場の
地下に美容室を造ろうと計画・・

億単位の大金を掛け、工事完了!

出店間近!

あとは最終準備だけだ!

・・って段階になったところで、

  中国ではね…、地下1階より下に
  美容室を造っちゃダメなの!
  消防法で禁止されてるでしょ!
  知らなかったの?

そんなことを後から知らされ、

  ほんなアホなぁぁぁーーーっ!!

本当にアホみたいな話ですが、結局、頓挫しちゃって。。。

  日本の美容師の技術は間違いなく
  中国でもウケてるんだけどねー。。。
  な~んで、こう上手くいかないかナァ。。。

それは…

中国に進出した日本の美容室は、現地店舗の責任者に決裁権を
与えなかった…ってコトが一番の原因だとか。。。

何かトラブルがあった時、従業員が責任者に相談しても、

  いやぁ~、ソレって、
  どうなんだろうねぇ…。
  僕じゃわからないよ。。。

とか、

  オレに言われてもなぁ…。
  そんなこと決める権限、
  持ってないんだよねぇ。。。

時には、

  わかんねーよッ!
  オレに言うなよ!
  本店に直接言えばイイじゃん!

って、キレちゃう責任者まで。。。

そんな調子ですから、従業員たちは、

  ったく、頼りにならねーや!
  それでも責任者かよッ!

とか、

  何だよ、コイツ…
  責任者のくせに
  何もしてくれねーンだな。。

時には、

  オメー、責任者だろーが!
  このポンコツ野郎!

って、キレちゃう従業員も。。。

こうなりますと、ちょっと腕の良い従業員は、他の美容室に
引き抜かれたり、また、独立していく人も・・

それで運営し切れず撤退することに。。

まぁ、この…

特に接客、応接が重要なサービス業である理美容は「現場主義」が
欠かせないと思うんです。

その場で、その店舗でしか把握し切れない問題点、課題など・・

それらを、ひとつひとつ解決し、進歩して行かないと運営が
出来なくなってしまうわけで・・

現場の責任者が決裁権を持っていないと、解決に時間が
掛かり過ぎるだけでなく、解決に至る前に立ち消えに
なってしまうことも・・

これじゃ従業員はヤル気失くしてしまいますから。。。

日本の大手美容室の経営者にしてみれば、中国現地に任せて
しまうのはリスキーだと心配する気持ちもわからなくはない
ですが…

ある程度の決裁権を与え、スピーディーな解決、対応をする
ことで、従業員たちのモチベーションを上げることができ、
連帯感も強まると思うんです。

・・ってコトで、美容室で髪を括る前に、経営者は腹を括る
ことが大切だと言うことです。。。
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