ラーメン屋でもやるか。。
ご存じの通り、ラーメン屋は、全国各地にオープンしては消え、
オープンしては消えてしまう…。
生き残っているお店は実に限られていますね。
芽が出ずに消えてしまうお店が多い中、幾度も試練を乗り越え、
多くのお客さんたちに支持され、地域にしっかり根を張って
10年、20年･･
いやいや、50年を超える老舗ラーメン屋も･･
実家がラーメン屋なんで、そのまま
オレも店を継ごうかな。。
とか、
脱サラしてラーメン屋でもやるか。。
って感じの生ぬるい考え方では、せっかく店を継いだり、開業
させても消えてしまうことになりそうで。。。
どんな商売でもそうですが、下積みが大事です。
基礎をしっかり身につけ、さらなる修業を積み、耐えて耐えて
耐え抜いて･･
そんな職人は、やがて地に根を深く張り、枝葉茂る大樹となって
行くモノです。
これはローカル誌で紹介された内容ですが、僕が住んでいる
所から車で15分ほど行くと、地元で人気のラーメン屋があり
まして･･
1996年創業のお店で、そこのご主人が紹介されていました。
ご主人は、熊本市のラーメン屋の息子として生まれ育ち、
子どもの頃から店の手伝いをしていたこともあり、高校を
卒業後、料理人を目指し、市内の調理師専門学校に入学します。
1年間、調理の勉強をして福岡県へ移り、そこで有名な高級中華
料理店へ入社。
ここから本格的な修行がスタートします。
まだ下っ端ですから掃除や雑用がほとんど･･
せいぜい仕込みまでしか任されず、料理には近づけない日々･･
3年経った頃、ようやく前菜を作る機会が巡ってきますが、
それよりも“まかない”を作ることの方が多かったそうです。
その後、チャーシューの作り方、腸詰の手順、さらに北京ダック
へと、次第に料理の知識と技術を先輩たちから教えられるように
なるのが入社5年後･･
中華料理の最高峰と言われるほどの名店の修行は、先が見えず、
ご主人に迷いが生じてきます。
と言うのも、ご主人は、この年に結婚しており、奥さんのお腹
には新しい命が宿っていたのです。
早く一人前の料理人として
厨房に立ちたい！
女房と子どもを養うためにも！
そんな思いが強まる一方、
ここで料理人の修業を続けるより、
ラーメンに特化した方が…
実家を継ぐつもりはなかったそうですが、ラーメンに対する
愛着があったようで、ご主人は、福岡市内の人気ラーメン店
に修業の場を移します。
既に多少なりとも中華料理の職人として、下積みを経験して
いたこともあり、ラーメン店では1年後に新店の店長を任され
ます。
その新店･･、
今はなくなってしまいましたが、僕の住んでいる所の隣県です。
福岡から随分離れた場所に引っ越すことになりますが、ご主人は
「新店の店長」として、ヤル気に満ちていたと言います。
そこでアルバイト、スタッフの教育にも力を入れ、接客技術も
身につけていきます。
中華料理店と人気ラーメン店で、ご主人は10年を過ごしました。
この春に、子どもが小学校へ入学すると言う頃、ご主人は
自分の店を持ちたい。
これまで学んできたこと、
やってきたことを思いっ切り
表現したい！
そんな思いを強く持つようになります。
ラーメン店の社長に、ご主人が相談すると、社長は快く応じ、
近郊にある居ぬき物件まで紹介してくれました。
とは言え、当時のご主人は、十分な資金はなく、エリアの
交通の流れなども把握していませんでした。
が･･
腹を決めて独立します。
お昼時は奥さんも店に出て、オープンから3ヵ月ほどは忙しい
日々が続きました。
しかし、その後はオープン景気も終わり、客足は大幅ダウン。。
不安に駆られつつ、ご主人夫婦はラーメン屋の営業を続けて
いきます。
すると、半年ほどで、オープン当初は行列を避けていた客が
入るようになり、徐々に増えてきました。
ラーメンファン、家族連れ…、地元だけでなく、口コミから
わざわざ食べに来てくれる客も増えてきました。
ローカルのTV情報番組やグルメ雑誌にも取り上げられ、今では
地域ナンバーワンと言われるほどの名店です。
僕も何度か食べました。
鶏ガラだしの清湯醤油スープ、心地よい歯応えの自家製麺。
シンプルですが、めっちゃ奥行きのある味のラーメンで、
無性に食べたくなるラーメンでもあります。
そうだったのか…
あそこのラーメン屋の大将、
紆余曲折しつつも10年修行して
独立して…
それで24年も続いてたんだなぁ。
ローカル誌を読んで、そんなことを思い、
ラーメン屋でもやるか。。
って感じのラーメン屋とは明らかに違う、あのラーメン･･
無性に食いたくなってきました。。。
にほんブログ村
オープンしては消えてしまう…。
生き残っているお店は実に限られていますね。
芽が出ずに消えてしまうお店が多い中、幾度も試練を乗り越え、
多くのお客さんたちに支持され、地域にしっかり根を張って
10年、20年･･
いやいや、50年を超える老舗ラーメン屋も･･
実家がラーメン屋なんで、そのまま
オレも店を継ごうかな。。
とか、
脱サラしてラーメン屋でもやるか。。
って感じの生ぬるい考え方では、せっかく店を継いだり、開業
させても消えてしまうことになりそうで。。。
どんな商売でもそうですが、下積みが大事です。
基礎をしっかり身につけ、さらなる修業を積み、耐えて耐えて
耐え抜いて･･
そんな職人は、やがて地に根を深く張り、枝葉茂る大樹となって
行くモノです。
これはローカル誌で紹介された内容ですが、僕が住んでいる
所から車で15分ほど行くと、地元で人気のラーメン屋があり
まして･･
1996年創業のお店で、そこのご主人が紹介されていました。
ご主人は、熊本市のラーメン屋の息子として生まれ育ち、
子どもの頃から店の手伝いをしていたこともあり、高校を
卒業後、料理人を目指し、市内の調理師専門学校に入学します。
1年間、調理の勉強をして福岡県へ移り、そこで有名な高級中華
料理店へ入社。
ここから本格的な修行がスタートします。
まだ下っ端ですから掃除や雑用がほとんど･･
せいぜい仕込みまでしか任されず、料理には近づけない日々･･
3年経った頃、ようやく前菜を作る機会が巡ってきますが、
それよりも“まかない”を作ることの方が多かったそうです。
その後、チャーシューの作り方、腸詰の手順、さらに北京ダック
へと、次第に料理の知識と技術を先輩たちから教えられるように
なるのが入社5年後･･
中華料理の最高峰と言われるほどの名店の修行は、先が見えず、
ご主人に迷いが生じてきます。
と言うのも、ご主人は、この年に結婚しており、奥さんのお腹
には新しい命が宿っていたのです。
早く一人前の料理人として
厨房に立ちたい！
女房と子どもを養うためにも！
そんな思いが強まる一方、
ここで料理人の修業を続けるより、
ラーメンに特化した方が…
実家を継ぐつもりはなかったそうですが、ラーメンに対する
愛着があったようで、ご主人は、福岡市内の人気ラーメン店
に修業の場を移します。
既に多少なりとも中華料理の職人として、下積みを経験して
いたこともあり、ラーメン店では1年後に新店の店長を任され
ます。
その新店･･、
今はなくなってしまいましたが、僕の住んでいる所の隣県です。
福岡から随分離れた場所に引っ越すことになりますが、ご主人は
「新店の店長」として、ヤル気に満ちていたと言います。
そこでアルバイト、スタッフの教育にも力を入れ、接客技術も
身につけていきます。
中華料理店と人気ラーメン店で、ご主人は10年を過ごしました。
この春に、子どもが小学校へ入学すると言う頃、ご主人は
自分の店を持ちたい。
これまで学んできたこと、
やってきたことを思いっ切り
表現したい！
そんな思いを強く持つようになります。
ラーメン店の社長に、ご主人が相談すると、社長は快く応じ、
近郊にある居ぬき物件まで紹介してくれました。
とは言え、当時のご主人は、十分な資金はなく、エリアの
交通の流れなども把握していませんでした。
が･･
腹を決めて独立します。
お昼時は奥さんも店に出て、オープンから3ヵ月ほどは忙しい
日々が続きました。
しかし、その後はオープン景気も終わり、客足は大幅ダウン。。
不安に駆られつつ、ご主人夫婦はラーメン屋の営業を続けて
いきます。
すると、半年ほどで、オープン当初は行列を避けていた客が
入るようになり、徐々に増えてきました。
ラーメンファン、家族連れ…、地元だけでなく、口コミから
わざわざ食べに来てくれる客も増えてきました。
ローカルのTV情報番組やグルメ雑誌にも取り上げられ、今では
地域ナンバーワンと言われるほどの名店です。
僕も何度か食べました。
鶏ガラだしの清湯醤油スープ、心地よい歯応えの自家製麺。
シンプルですが、めっちゃ奥行きのある味のラーメンで、
無性に食べたくなるラーメンでもあります。
そうだったのか…
あそこのラーメン屋の大将、
紆余曲折しつつも10年修行して
独立して…
それで24年も続いてたんだなぁ。
ローカル誌を読んで、そんなことを思い、
ラーメン屋でもやるか。。
って感じのラーメン屋とは明らかに違う、あのラーメン･･
無性に食いたくなってきました。。。
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