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変わる自動車産業

米国・PwCコンサルティング社から、カーシェア比率に関する
報告書が公表されました。

これによりますと2030年には、米国で14%、欧州で17%、中国
では24%までシェアード・カーの比率が上昇するとのことです。

しかも、このシェアード・カーの半分以上は自動運転システムに
なると予想されています。

ってなワケで・・

自動車が、今後さらに共有化され、自動化が進めば、自家用車の
保有率は減少していくだろうと思われます。

今後10年の間に、自家用車は15~25%ほど無くなってしまう・・

そして、手動による運転は70%無くなるとの予想です。

このことは、自家用車・・

クルマに対する意識の変化をもたらします。

各自がクルマを所有すると言うことは、一種のステイタス・
シンボルと見なされていますが、その概念も無くなる可能性が
あるわけです。

では、日本の場合、どうなるか・・?

現在、国内の自家用車登録台数は約6200万台。

これが最大25%減少するとしたら、約1500万台のクルマが
無くなることになります。

これだけの減少ですと、ディーラーが影響を受けます。

自家用車の販売網が縮小されることは必至ですから。。

実際、トヨタは地域の販売店をカーシェアの拠点にしたり、
介護のサービスを併設するなどの事業変更プランを検討して
いるとのことです。

なお、PwCコンサルティング社では、米国、欧州、中国の
消費者7000人に対して、本格的に自動運転システムと
カーシェアが普及した場合、48%が自家用車を手放すとの
回答を得ています。

今から60年ほど前、モータリゼーションと言われ、クルマを
保有することがステイタスであった時代から、この先は
クルマを手放す時代に変わっていくみたいです。

自家用車を保有しなくても済んでしまう社会・・

それはステイタス・シンボルとして、個々人の嗜好が
満たされる自動車を供給する必要性が下がっていく・・

車種が少なくなって、シェアリングに視点をあてるならば、
運転しやすさ、居住性、安全性、燃費・・

そちらに重点が置かれるんじゃないかと思うんですが、
どうなんでしょうね・・?

あと10年もすれば、自動車産業に大きな転換が訪れるかも
知れませんヨ。。。
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