________________________________________________________________________

あるシングルマザーの叫び

もう3ヵ月ほど前に発刊された週刊誌・・

勤め先の事務所で、それをパラパラめくっていたら、ある
シングルマザーの投稿記事がありまして・・

彼女は、イベント運営会社の下請けとして、データベースを
作成し、月々に20万円ほど得ているそうです。

しかし、例の新型コロナの影響により、今年2月から相次いで
イベントがキャンセルされ、彼女の仕事がなくなってしまい
ました。

何とかならないか…、そんな思いで運営会社に問い合わせるも、

  こちらも混乱していて、また
  わかり次第連絡しますから。。。

それだけ言われ、電話を切られてしまったそうで・・

東日本大震災の時も、いくつもキャンセルを受け、困った
ことになったとのことですが、今回はその比ではなかった
ようで。。。

4月になると、本当に生活が苦しくなりました。

私立大学に通う娘の学費はどうしよう…

小中学校の休校によって仕事を休んだ場合は、収入減を
補てんする助成金を受け取れるとのことですが、大学生の
子どもは対象外…

子どもは大きい方がお金が掛かるのに…

そこで銀行へ相談に行くことに。

しかし、全く相手にしてもらえません。。。

行員から、

  どれほどの被害が出ていますか?
  数百万円ほどは要りますか?

そう尋ねられたので、

  いいえ、そんな大きな額じゃなくて、
  今すぐお金が必要で…、
  20万円、いえ、10万円でも
  お借りしたくて…

と、彼女は返答しました。

すると行員は、鼻で笑いながら、

  事業資金を援助するためのもので、
  目先の生活費ということならムリです。

一蹴されてしまいました。

確かに、従業員を抱える中小の会社の社長さんは大変だろう
と思います。

でも、彼女のように明日の生活に困る個人事業者も大変な
わけで。。。

後日、彼女は「生活福祉資金貸付制度」の緊急小口資金の
特例対象になり、10万円以内の無利子、無担保貸付を受ける
ことができたとのことで・・

ようやくお金を借り、窮地をしのぐことが出来ました。

それで彼女は、こう言っています。

  お金って、本当に必要な時、必要な
  人のところに来てくれないのかも知れない。
  蓄えがないから悪いんだ。
  先を読んで備えられないヤツが
  悪いんだ…って、言われれば
  それまでかも知れません。
  蓄えたくても蓄えるゆとりのない人、
  先が読みづらい日々を送っている人も
  いるんです。
  そんな人たちは悪い人ですか?
  ゆとりのない人はお金、借りること
  できないんですか?
  本当に困っている人を助けるお金は
  必要ないんですか?

この一文は、彼女の心の叫びですね。

国に、自治体に対しての叫びなのか、銀行への叫びなのか…

何だか他人事とは思えない、深く沁みこんでくる言葉です。
にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ
にほんブログ村




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感