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京都は観光によって・・

観光産業ほど風評に影響されやすい産業はありません。

良い意味でも、悪い意味でも、モロに影響を受けてしまい
ます。

地震、水害と言った自然災害・・

政情不安(例えば日韓関係)・・

SNSでのデマなども・・

それと何と言いましても、この2020年は新型コロナウイルスに
東京オリンピック延期と・・

超ビッグサイズの影響を受けました。

さて、観光と言いますと「京都」

そんな京都の観光産業に関しまして、ちょっと数字で見て
みましょうか。

国内からだけでなく、海外からも京都を訪ねる観光客は増加を
続けてきたと言われますが・・

その対応にと、京都ではホテル建設を進めました。

総客室数は2014年から右肩上がりで増え続け、5万室は施されて
いると言われています。

しかし、実際に客室稼働率は、2015年の89.3%をピークに下落
傾向が見られるのです。。。

2018年では2014年と同水準の86.4%まで下がっています。

これは、一部で“京都離れ”と言われるように、あまりに
混雑がひど過ぎて、訪れることを避ける観光客、または、
ホンの短時間で済ませてしまう観光客が増えたことなどが
原因ではないかと言われています。

京都の混雑ぶりは、SNSでも話題となったり、それによる
デマも多く流れました。

この風評が影響したのかも知れません。。。

また、京都では過去30年間・・

風評による大きな影響が3回ありました。

1回目は1995年の阪神・淡路大震災

2回目は2009年に京都府内でインフルエンザが大流行した
ことと、前年のリーマン・ショック

3回目が2011年の東日本大震災

それでも、時間とともに薄らぎ、忘れ去られ・・

目先のビッグイベントや宣伝広告などにより、客数が回復して
くると言った現象を繰り返してきました。

具体的には、2008年に京都を訪ねた観光客は5021万人を記録し、
宿泊客数も1306万人と、いずれも過去最高を記録しました。

しかし、翌2009年はリーマン・ショックとインフルエンザの
大流行で、観光客は4690万人と約330万人減。。

宿泊客は約80万人減って1231万人でした。

2010年には宿泊客は1300万人台を回復しましたが、翌2011年は
東日本大震災が影響し、1087万人と200万人を超える減少。。。

このように観光業界はブレブレ…

特にホテル関係は大変だろうと思います。

しかも今年は前例がない規模の大変、異変…

京都は、観光に力を入れ、それで繁栄してきましたが、皮肉な
ことに観光によって衰退していると…

これは僕の個人的な感覚で言いますけど…

旅行、観光に対して近年は、過熱し過ぎてきたと思うんです。

派手なプラン、過密なスケジュール・・

そこに掛ける金額も膨張してきて・・

それでもトレンドに乗り遅れまいと人は群がり・・

少なくとも昭和の時代において、旅行、観光は多くの人たちの
楽しみであり、それなりのイベントではあったと思いますが、
現代ほど観光産業は大きくなかったように思うんです。

・・・・まぁ、旅行、観光に全く縁のない僕のヒガミと言われれば
それまでですけどね…。
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