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至高の終活

勤め先の事務所にあった雑誌を読んでいましたら、ある91歳の男性
についての記事がありまして・・

  元気で身体が動くうちは男として、もう一度
  奮い立つ機会を作りたい・・

彼(A太郎さん)は、日頃からそんなことを思っているのでした。

現在、91歳・・

長くても、あと3、4年、翌年にはポックリ逝ってしまうかも知れない
と思うと、急いでイイ思い出を作っておきたいと考え、デリヘルを
利用するようになりまして・・

伴侶に先立たれたA太郎さんは、まあまあの資産家で、週に1回、自宅
まで訪ねてもらうことにして、手料理を作ってもらったり、背中を
流してもらったり・・

なにしろ高齢ですからプレイの方はしませんが、女の温もりを感じ
たいと言うわけで、こうしたサービスを受け、対価を払うことに
したのです。

相手のデリヘル嬢は、AV出演経験がある2人の子持ちでバツ2のシングル
マザー・B子さん(55歳)・・

A太郎さんは、自分の年齢を考え、また、少しでも話し相手になって
もらるだろうと、中高年風俗嬢を指定したのです。

性欲を満たしたいのではなく、食事をして、お風呂に入って、話を
したり、聞いたり・・

ちょっとした恋愛感覚を味わっていたいと思ったのです。

ある日、B子さんに、「この先、結婚したいと思ってる?」と尋ねて
みたところ・・

  相手もいないし、たぶん、このままかなぁ‥

そんな答えが返ってきて、それがA太郎さんには、妙に嬉しくて・・

  これ、生活の足しにしてよ。
  これから困ったことがあったら、
  私を頼ってくれていいんだよ。

そう言って、封筒に20万円を包んで持たせました。

尚、B子さん側から見たA太郎さんについての記事もありまして・・

数ヵ月、A太郎さんの自宅を訪ね、いろいろお世話をしているうちに
感じたことは・・

  初めて会った時は元気に歩いて、食欲もあり、
  お酒も結構飲んでましたけど、この頃は急に
  老け込んじゃったような気がして…
  高齢者の時間の流れは、私たちとは違うんだ
  と思い、正直、驚いてます。
  せっかく私を選んでくれたので、これからも
  喜んでもらえるように頑張ろうと思ってます。
  やり残したことはないと思ってもらえるうように。。。

こうしてB子さんは、仕事とか商売と言ったスタンスではなく、純粋に
A太郎さんに喜んでもらうために接するようになったそうで・・

なるほどですねぇ・・

世の中、いろんな人がいて、いろんな付き合い方があるんですねぇ。。

ま、、お金があるから、こんなことも出来るんだ…ってコトかも
知れませんけど・・

もう一度、奮い立ちたい!

女の温もりを感じたい!

恋愛感覚に浸っていたい!

これらを満たすことは、ある意味、至高の終活とも言えるような
気がしました。
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