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助けたいのはヤマヤマだけど

日本の人口は減少中ですが、世界人口は増加傾向にあります。

一方で、難民もまた世界的に増加しているようで。。

国連の難民機関(UNHCR)の統計では、2017年時点におきまして、
7億800万人の強制難民が存在するとされています。

世界的に見れば、ザックリですが10人に1人が難民…ってコト
です。

かなり多い割合です。。。

例えば・・

ベネズエラの経済崩壊によって、同国の人口の7%に相当する
230万人が母国を脱し、その大半が隣国であるコロンビアへ
向いました。

シリア難民は630万人と言われ、南スーダン難民が240万人で
あると・・

こうした人たちを可哀そうだと思い、何か手を貸してあげられ
ないかと思う人たちは少なくないでしょう。

愛する母国を離れ、場合によっては共に暮らしていた家族と
離れ離れになり・・

もっと酷い場合、家族を失ってしまった人たちもいるわけです。

悲惨・辛辣・絶望・・

そんな人たちに何か力になってあげたい!

人間であれば少なからず、そう思うことでしょう。

でも現実は、そうは行かないみたいで。。。

難民を救済することはお金が掛かります。

  まあ、大変な目に遭いましたね。
  さあ、どうぞどうぞ、こちらへ
  お入りなさい。
  さあ、もう大丈夫ですよ。
  さぞ辛いことでしょうね。
  でも、どうか気をしっかり!

って、温かく受け入れるために、まずお金が掛かります。

そして、受け入れてから、難民と言われる人たちに、どうやって
暮らして行ってもらうのか…?

このままずっと生活費を与え続けられるわけがありません。

難民と言われる人たちだって、余儀なく難民になる前は、生活の
ために仕事をしていたでしょうし、そうでない人たちは、家族に
養われていたことでしょう。

つまり、基本的には僕らと変わらない日々だったはずです。

以前と同じような生活を過ごしてもらうには、働ける人たちで
あれば働いてもらわなくてはなりません。

でも、そのためには、またお金が掛かるのです。

ここで、いきなり話の次元が落ちますけど…

昼食難民とか帰宅難民とか…

とにかく難民と呼ばれる人たちを救済するのは、全てそれなりに
お金が掛かるわけです。

  ああ、可哀そうに…

と思っても、すぐに手を差しのべられないのは、そのためです。

  助けたいのはヤマヤマだけど、お金が…

なので、見て見ぬフリ…

知らん顔してやり過ごすしかなくて…

ベネズエラやシリアの難民の人たちと同じレベルで昼食難民の
話をすることは、実に不謹慎であるとは存じますが…

でも、これが現実なのです。。。

困窮極まる人たちが、どれだけ「神様、助けて!」と叫んでも、
そうそう手が差しのべられるものではありません。

そのせいで、まだまだ世の中、荒れていくかも知れないのです…。
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