________________________________________________________________________

ヒンズー教の恐ろしき祭典

ヒンズー教の盛大な祭典と言われるマカラ・サンクランティを
ご存知でしょうか?

インドでは、数百万人もの人たちが参加する熱狂的なお祭りで、
別名「凧合戦」と言う地域もあるそうです。

凧合戦…

その名の通り、凧を揚げるわけですが、チームに分かれ、対戦
相手の凧糸を切断することを競い合うのです。

凧糸を切断するために、刃物などを使うのではなく、凧糸同士を
接触させて、それで切断させるルールになっています。

そのために凧糸は、粉末ガラスと接着剤を混ぜたものを糸の
表面にコーティングさせるそうで…

それで切れ味が鋭くなるとのことで、この特殊な糸は「マンジャ」
と呼ばれています。

ですから、僕ら日本人が想像する凧糸とは全くの別物。。。

もはや糸ではなく、凶器と言えるかも。。。

実際に、この祭典の日は、鳥たちにとって、恐怖の一日と
なります。

インド西部のグジャラート州とマハラシュトラ州では、何と
152羽の鳥が、カミソリのような恐ろしい凧糸の犠牲になり、
死んでしまいました。

ハト、ムクドリ、それに、コウノトリなど・・

数多くの鳥たちが、マンジャに引っ掛かり、それで羽や体の
一部を切られ、酷い場合は死んでしまうのです。。。

鳥だけではありません。

人もまた犠牲になっているのです!

自転車やバイクに乗っている際に、この糸が引っ掛かって
交通事故を起こすのです。

それも頻繁に・・!

そんなコトがあるのなら、もうマンジャの使用を禁止したら
どうでしょう?

・・って、思いますよね?

実は既に、インドの首都ニューデリーをはじめ、各地では
使用禁止とされているのです。

されているのですが、お祭りを盛り上げたいと言う人たちが、
対戦相手の凧糸をたやすく切ろうと、この鋭い切れ味の
マンジャを使ってしまうのです。。。

・・って、どうもインドの人たちって、ルール守らない人が
多いと思いませんか?

使う方も使う方ですけど、禁止されているにもかかわらず、
製造する方も、する方ですし、売る方も売る方で。。。

そんなわけで、ヒンズー教の祭典は、たくさんの鳥たちの
受難日でもあるみたいです。。。
にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ
にほんブログ村




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感