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ここも空家、あそこも空家

みなさんのお住いの付近に、空家はありませんか?

総務省から公報された「住宅・土地統計調査(2018年10月)」に
よりますと、全国の空家数は846万戸と過去最高になりました。

住宅総数に占める割合は13.6%になり、ざっくり7軒に1軒は
空家…ってコトになります。

ちなみに、昨年10月時点での住宅総数は6242万戸。

ここから空家数を差し引いた5396万戸は居住者がいると言う
わけで、5年前に比べますと155万戸増えています。

じわじわと人口が減っているにも関わらず、居住者がいる住宅は
増えている・・

さらに、空家数も5年前に比べると26万戸増えていると・・

つまり、居住者の有無に関わらず「住宅」は増えたわけです。

まぁ、それだけ単身世帯…、一人暮らしの住まいが増えたわけで、
高齢化に伴って、ぽつり、ぽつりと一人暮らしの人がお亡くなり
になって・・

それが、この現象ってコトです。

実際に、戸建にしてもマンションなど集合住宅にしても、需要は
増えていることは事実でして・・

そうした需要に応えよう!応えよう!ってわけで、建設業者は
新築物件を一生懸命、供給していきます。

その供給が、やや過剰になってきていることもまた事実でして。。

反面、住む人がいなくなった住宅を解体したり、売却したりの
手配が遅れていまして。。。

  そんなに大掛かりな造りじゃなくて
  イイからさ!
  どうせそう長く住むわけじゃないから…
  小じんまりした平屋の住宅でイイからね。


  のんびり田舎へ引っ越したいと思ってね。
  土地の手配がついたから、そこへ夫婦二人で
  住める程度の家を造ってくれりゃイイんだよ。


  セキュリティーがしっかりしてるワンルーム
  マンションを希望してます。
  できれば新築がイイかな。

そう言った声に応えることが優先されちゃうンですよね~。

それで田んぼや畑を宅地にして、そこへ5棟、6棟の戸建を建てたり、
家賃安めに設定したワンルームマンションを建てたり。。

とにかく新たに宅地を手配して建てようと・・

誰も住んでいない住宅を解体して、そこへ建てたらイイじゃない。

古い屋敷だったら、土地が広いから、そこに3棟建てられるヨ。

何なら、2階建ての8室、いや、10室でワンルーム建てたら?

ところが…

解体にも金が掛かるし、親族の方々との調整などもあって、
いろいろ面倒なんですわ。。。

・・ってわけでして・・、たぶん、この先、全国あちらこちらで
空家の損壊、倒壊被害とか、これに関する犯罪など増えてくる
と思います。

おそらく、空家の強制的な解体に関する法令が定められるんじゃ
ないかと言う声もあがっているみたいで・・

そんなに土地に余裕があるわけじゃないこの国に、厄介な問題が
待ちうけていそうですね…。
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