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ニッポン人、細かい

土木や建設関係の仕事に就き、そこから技術を学ぼうという
中国やベトナムなどの若者と一緒に仕事をすることがあり
ます。

今日も中国からやって来たと言う、まだ20、21歳くらいの
男子二人と仕事しました。

彼らは、今年の4月に来日したそうです。

古い店舗の改装作業で、天井の一部に雨水が溜まっていた
らしく、作業の途中、ポタポタと水滴が歩道に垂れてきたので、
とりあえずカラーコーンを置いて、歩いている人たちに水滴が
掛からないよう、避けてもらうことにしたわけです。

中国からやって来た二人の若者は、この行為にとても関心を
示したようです。

真っ赤なカラーコーン自体、別に珍しいモノではありません。

カラーコーンを水滴が落ちる箇所に置いて、通行人たちに
注意するようにと知らせる行為が珍しいと思ったようです。

  コレ、何の意味ですか?

  なんでこんなコトする
  ですか?

尋ねてくる彼らに、

  水が垂れてくる場所を知らせて
  あげるんだ。
  これを置いておけば避けて通るだろ。
  それに、水が掛かって文句言われるの
  オレたちだからな…

そんな内容の説明をして、なんとか理解してもらえたようです。

すると…

  そんなの自分たちのコト、自分たちで
  守らないと…
  こんなコトしなくても、ちょっと水掛かるだけ、
  イイじゃない?

って意味だと思いますが、彼らは、そう言ってました。

そして、こうも言ってました。

  ニッポン人、細かい…。

へえ~、細かいかねぇ!?

って、ちょっと驚きましたね、僕は。。。

彼らにしてみりゃ、周りに気を付けて自分の身を守ろうとする
ことの方が当たり前であり、水滴の一つくらい別に大したコト
ではない…ってわけです。

それをわざわざ、知り合いでもない人たちへ気を遣って、
大した水漏れでもないのに、それを避けてもらおうなんて…

ってのが、

  ニッポン人、細かい…。

ところが、我々の感覚からすれば…

  おい!
  水滴が垂れてるじゃないか!
  気をつけろ!
  おまえ、ここの現場で仕事してンだろ?
  だったら、もう少し気を遣えよ!
  うっかり歩いて水滴が服に掛かったら
  どうしてくれンだよ!

とか言われたくないので、カラーコーンを。。。

そうか、そうか。

細かいってのは、気遣い、気配りの違いか…。

だとしたら…

中国人は大雑把って言っちゃ失礼なんで…

  チューゴク人、大きい…。

僕は、心の中でつぶやきました。。。
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LargeKzOh

 外国の友人から、「日本人よりも中国人(大陸系か台湾系か和からず)の方がその考え方・行動が理解し易い」 と言われた事があります。

 ご指摘の様に、私ら日本人は細かい事によく気がまわるのに対して、殆ど多くの外国の方々は基本が自己責任で、その限りで大ざっぱな感じがします。

 恐らくは遺伝子が決めている考え方で、未来永劫、直ることは無いのでは・・・とも想います。
by LargeKzOh (2017-10-20 12:15) 

あべしん

LargeKzOhさん、毎度どうも☆

一説では、「島国・ニッポン」ゆえに周囲に怯え、
気を配り、海に囲まれているにもかかわらず
波風立てない…ってのが日本人だそうで。。

それが他国と比較して、良いのか、良くないのか…

でも、コレって文化だと思うんです。

おかげで日本の固有文化が長い歳月を経て
成就されたわけで。。。

またよろしくお願いします。

by あべしん (2017-10-21 23:46) 

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