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優先座席の情景

お年寄り、お身体が不自由な人、または、おケガを
されている人、妊娠中の人、小さなお子さま連れの人・・

それらの人たちに席を譲ってあげてください…って
言うのが優先座席、優先シートですね。

僕は、公共交通機関を利用することが年に1、2回程度
ですけど、優先座席でのドラマって言いますか…

あそこでは、いろんな情景を見ることがありますね。。

JRや私鉄、地下鉄の電車、それに路線バスなど、必ず
優先座席が用意されています。

その席に、お年寄りや小さなお子さま連れのママや
パパが座っていれば、ドラマは生まれません。

その席が空いている場合…

他の席は空いていないけど、優先座席だけ空いている
場合…

車内はほぼ満員状態で、立っている乗客も多く、本当に
不思議なくらい優先座席だけ空いてる…

そんな状況で、駅について停車し、新たな乗客が乗り
込んできて…

優先座席が空いているのを見つけたのに、座らない。。。

  自分はお年寄りでもなし、身体も
  不自由じゃないし、お子さま連れ
  でもない…

だから、優先座席に座っちゃダメだ…って言う自己規制。。

  もし、ここに座ったら、「なに、あの人、
  丈夫そうなくせに図々しいわね」とか
  思われるのが怖い…

って言う世間体遵守の思想。。

それらの感情が渦巻いて、いつまでも空席のままの優先
座席…

その優先座席だけスポットライトが当てられている
ようにも思えて、何だか笑えませんか?

オレ、座ったろかなぁ…って思うんですが、何故だか
勇気が出ません。。。

あと、優先座席で居眠りしてるサラリーマン風で健常者
のおっさん…

停車駅から腰の曲がったおばあさんが乗り込んできました。

おばあさんとしては、まず優先座席近くに行くのです。

  もしかしたら空いてるかも知れない・・

そんな期待を胸に、おばあさんはおぼつかぬ足取りで
優先座席へと向かって行きます。

しかし…

そこには少々くたびれたスーツを着て、ボサッとした
髪のおっさんが、ポカンと口を開けて眠ってる…

なので、おっさんは目の前に腰の曲がったおばあさんが
居ることに気づかない。。。

このおばあさんに席を譲ってあげれば、どんなに助かる
ことだろう…

それなのに…、それなのに…

おばあさんも眠っている人を起こしてまで、席を譲って
もらおうとは思いません。

思いませんけど、一応、優先座席近くに立ってます。。

  おい、起きろ!

  席を譲ってやれよ!

  いつまで寝てンだ!

  おばあさん、可哀そうだろ!

近くに立っている他の乗客たちも、一様に、そうした
念を込めつつ、居眠りのおっさんに冷たい視線を浴び
せます。

やがて、おっさんは目を覚まします。

覚醒後、おっさんは、何やらただならぬ“気”を感じ
ます。。

なので、優先座席で居眠りしてるおっさんが降車する
時は、必ずと言ってイイほど、うなだれ気味に降りて
いくのです。。。

などなど…

優先座席近くに立っていると、他にも喜怒哀楽、様々な
情景に出会うことがあります。

みなさんも楽しんでみてください。。。
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