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もっとシェアハウスを…

東京都心部で月々の家賃が2万8000円…、

これは破格と言っていいんでしょうね。

とは言え、部屋は3畳一間。

部屋の半分をベッドが占めており、洗濯物を部屋干し
するのも四苦八苦する始末。。。

部屋によっては窓もなく狭苦しさが、ひしひしと
伝わってきます。。。

何とか通気口らしきモノはありますが、これじゃ
夏の暑い夜は寝苦しくて仕方がありません。

隣室との仕切り壁は薄くて、話し声やテレビの音声が
はっきり聞き取れます。


表向きは「レンタルオフィス」
でも、実際は3畳ほどに小分けして、数名の人が住む
シェアハウス…、それも偽装のシェアハウスです。

本来、シェアハウスをはじめとした共同住宅は、火災による
危険を考慮して、高い耐火基準が設けられるのですが、この
偽装シェアハウスは、こうした基準を満たさず、低所得者向けに
「レンタルオフィス」などの名目で賃貸に出されるそうです。

住居としての耐火基準は満たしていませんが、借り手側にとって、
高額の敷金や保証人も不要。

さらに、ネットカフェ暮らし並みの低家賃で入居できるメリットが
あるとのこと。。。

そのほか、就労に必要な住民登録を行えるのもメリットのひとつ。

貸し手側にとっても、多くの“住民”を詰め込めば、その分
収入を増やすことができます。

こうした偽装シェアハウスは、各地で年々増加傾向にあるそうです。

推計で全国2000棟も存在すると言われており、低所得者が住まいを
探すことに難航し、その結果、基準を満たさない劣悪住宅に住む…、

そんな構図になっているようです。

しかし、この偽装シェアハウス…、狭苦しいわ、窓はないわ…、
もし火事になったら逃げられそうにありませんヨ。。。


そこで、国土交通省は各都道府県へ是正指導を行うよう
通知しました。

が…、

行政による指導強化は、業者や住民に困惑をもたらします。

  ただでさえ住むところがない状況の中、
  ますます住宅難民は増えるばかりだ…。
  そんな人たちへ、どう対応したら良いのか?


  住居の規制強化のみを進めても、
  また新たな違法住宅が登場するだけ。
  抜本的な貧困問題の解決に向けた対策が
  必要だ!

そんな意見も多いそうです。

実際、行政指導が進めば、1万人単位の住民が路頭に迷うだろう
と言う指摘もあります。


防災上の問題がある施設に行政指導すると、住民が追い出され
路頭に迷う…、

息苦しくなりそうな狭い空間でも、そこを住まいとして
生活している人たちに安全を提供しようとしたら、結果的に
追い出すことになってしまう…、


今も、大きなマンションや新築戸建が、あちらこちらで建設
されていますね。

僕も、そんな仕事に携わっているからこそ思うのです。

  必要最低限でも構わないから、
  一人でも、少しでも快適な住空間を
  建てるだけの土地もあるし、
  資材だって、人手だってあるのに、
  何が足りなくて、こんな歪んだことに
  なるんだろう…?

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