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おから入りコロッケ定食

取引先から金具を受け取り、それを現場まで運ぶ途中、
お昼になったので、一軒の食堂に入りました。

テーブルの上のメニューを確かめて見ると、最安値の
定食は、500円のコロッケ定食になっていました。

僕は迷うことなく、それを注文しました。
korokke1403.jpg

コロッケと一言で言っても、いろいろですが、ここの
コロッケは、ぼてっ!とした感じで丸みがありました。

ポテトコロッケのような平らな楕円形でもないし、
クリームコロッケ系の俵型でもありません。

どちらかと言いますと、メンチカツのような厚みと
丸みがあり、メンチカツを一回り小さくしたような
コロッケです。

そのコロッケが3つ。

小鉢には卯の花。

それにタクアンが2切れ。

ごはんの盛りは普通で、味噌汁は豆腐とねぎ、わかめが
少々。

  ま…、500円だから、
  これぐらいで充分だな

そう思い、味噌汁を吸ってから、コロッケを…、と思い、
箸を向けましたが、先に卯の花を食べることにしました。

細かく切ったにんじん、いんげんの彩りが良く、油あげも
入っていて、ほどよい味つけになっていました。

その後で、ごはんを頬張ってから、

  よしっ♪

と、妙に気合入れて、ひとつのコロッケの真ん中に箸を
入れました。

どうして気合が入ったのか…、たぶん、見慣れた形をした
コロッケじゃなかったから、ちょっとした未知の世界へ
突入していくから…、

そんな気持ちがあったからでしょう。

箸の先端は、呆気ないほど抵抗なくコロッケの真ん中へ
入っていきました。

そのまま箸をスーッと手前の方へ押し下げると、コロッケの
真ん中が半分ほど切れました。

さらに箸で、コロッケを半分に切って、その半分を箸で
突き刺し、ごはん茶碗を左手に持ち、茶碗の上でコロッケを
パクリとかじりました。

  モグモグモグ…?
  モグ?
  ・・・・・・・・・
  モグモグ…!!

はじめはポテトコロッケだと思って味わっているうち、次第に
別の素材の風味…、

それに、ポテトのほっこり感だけではない噛み応え、舌触り…、

かと言って、違和感があるわけではなく、旨いコロッケでは
ありますが、異質なコロッケ…、

今までのコロッケと比べると、ひと癖も、ふた癖もある
コロッケです。

味的には、ほどよく塩と香辛料が効いていて、そして甘みも
感じられ、旨いコロッケだと思いました。

でも…、

でも、何かが違う…。

  ・・・・・・・・・・・
   ・・・・・・・・・・・

食べながら僕は、あれこれ考えてみましたが、おそらく、
ポテトのほかに、おからを混ぜてあるんじゃないかと
思います。

おからを、小鉢の卯の花だけではなく、コロッケにも使って
いるということは…、

  ひょっとして、ここのコロッケ
  手作りってコト?
  冷凍とかじゃなくて、ここの
  食堂で作ってるの?

そう思いました。

なるほど、よく見ると3つのコロッケは微妙に大きさ、形が
異なっており、丸みはあるものの、やや細長いヤツとか、
やたら厚みがあるヤツとか、均一ではありません。

  ・・・・・・・・・・・
   ・・・・・・・・・・・

そうなると、この食堂はコロッケ定食を売りにしていると
言うことなんでしょうか?

手間暇かけて、オリジナルのコロッケを作り、それを
最安値の値段をつけて、一人でも多くのお客さんに食べて
もらおうと言う方針なんでしょうか?

その割には、周りを見てもコロッケ定食を食べてるお客さん、
いなかったみたいでしたが…。

  ま…、いいか。
  500円で手作りコロッケの
  定食が食えたんだから。

僕は、それ以上考えるのをやめて、コロッケ定食を食べ進める
ことにしました。
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美的度アップ青汁★


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