威力業務妨害 結末を空想してみる

威力業務妨害といわれる罪があります。

これは読んで字の如し、

「威力を用いて他人の業務を妨害する罪」

ということらしいです。

これは3年以下の懲役か、50万円以下の罰金に処せられます。


時々、この威力業務妨害に関する事件が、あちらこちらで
起こりますよね。

　　どこそこに爆弾を仕掛けた…。

とか、

　　あそこに放火する…。

と言って、大勢の人たちを騒がせる事件です。


この手の事件を起こす犯人は、社会的に孤立してしまって
いたり、世の中に対して強い反発を抱いている人間が多い
そうです。

ま、日頃、イライラ、モヤモヤしておもしろくないから、
ここらでひとつ、パァーッと派手に人を騒がせてやれ！

ってなわけで、虚偽の脅迫電話をしたり、手紙を送ったり
して、その脅迫を受けた人たちが騒然とするのを影で見ながら
笑っている…って、かなり陰湿な行為ですね、コレ。


最近では札幌で連続発生しましたね。

4月下旬にＪＲ札幌駅で、5月中旬にはイオンモール札幌発寒と
言う大型の商業施設で、それぞれ爆破予告の電話を入れた男が
騒ぎを起こしました。

さらに、同じく5月中旬…。

今度は百貨店で爆破予告をする騒ぎがありました。


　　地下1階に爆弾を置いた…

と、百貨店へ電話を入れたそうです。

この時は通報を受けた警察が、百貨店の客と従業員合わせて
2700人を避難させるという大騒ぎに！

店内を捜索したものの、結局、爆発物や不審物は見つからず、
威力業務妨害の疑いで調査を進めることになりました。

これら3件は、いずれも50代から60代と思われる男性の声で
連絡を受けたそうです。

こういうコトする人って、どれほどの騒ぎになるか確かめて
みたいと思うでしょうから、虚偽の連絡を入れるときから、
警察がやって来て、大勢の人たちを避難させて、捜索する
様子まで、どこか近くでしっかり見ているんでしょうね。

避難している人たちの中に混ざって一緒になってオロオロ
しているかも知れませんよね。

それで、

　　やった！やった！
　　うまく行った！
　　うまく行った！

なんて腹の中で興奮しながら笑っているんでしょうね。

で、こういうことが楽しくなっちゃって、次々と事件を
起こしていくんでしょうねぇ…。

あまり興奮しすぎちゃって、避難している中、ひとりだけ
ピョンピョン飛び跳ねてる50代のオッサン…。

　　オイ…
　　なんかアイツ、
　　ヘンじゃない？

警察官が見つけて、捕まえてみると、間違いなく犯人だった！

　　テメーか！？
　　このヤロっ！

こうして大騒ぎを起こした張本人が、大騒ぎする大衆の前で
さらされると、コレまた、おもしろくなるのに…と、僕は
腹の中で興奮して笑いながら、空想しているんですが。。。

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タグ：威力業務妨害