こっちだって大変なんだ！

何年か前に比べれば、雇用環境が好転しているとか、
求人倍率が高くなったと言われてはいますが…

一方で希望退職を募る企業も相次いでいるそうで…

原材料高騰による収益悪化、国内の販売不振など、理由は
様々でしょうが、そこで働いていた人たちにとって、転職は
思うように行っていないようです。

例えば、ある大手電器メーカーの場合、昨秋には3千人以上の
人たちが希望退職に応じ、会社を去っていきましたが…

4年前にも3千人ほどの人たちが辞めていきました。

この時には、2割近くの人たちが1年以内に再就職することが
できなかったと言います。

昨秋、辞めていった人たちの平均年齢は、4年前の時よりも
高いそうですから、いくら求人倍率がどうこう言いましても、
転職は容易じゃないと思います。

実際に、4年前に辞めていって、1年以上「無職」だった人は
およそ600人いるわけで…

さらに、そこから2年を経た昨秋には、未だ5％ほどの人が再就職
できていないとのこと。。。

つまり、社名を知らぬ者はいないほどの大手企業に勤めて
いながら、会社から退職を募られ、150人ほどの人たちが
3年経っても仕事が見つかっていない状態のまま…ってコト
になります。

ある程度の年齢に達すると、転職は実に難しいものであると
言うことです。

でも…

そんなコト、退職させた企業からすると、

　　知ったこっちゃない！
　　こっちだって大変なんだ！

ってわけで、以前は会社のために勤めてくれた人たちが2年経っても、
3年経っても無職だろうと、

　　もう、ウチらには関係ないこと！

そんな世の中です…。

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タグ：再就職 転職 希望退職