今、この瞬間、その積み重ねで生きてる

バイト先の冷凍食品センターには、60代どころか70代の
男女も少なくありません。

庫内温度が0℃からマイナス60℃と言う過酷な環境の
中で働くわけですから、高齢であっても、みなさん、
健康そのものです！

そんな高齢の方々のお話は、とても参考になるものが
多いです。

今日も、定年退職後にここでバイトをすることにしたと
言う70歳の男性から、イイお話を聞かせてもらうことが
出来ました。

定年になって仕事を辞めたら、時間を持て余してしまう･･

病気になって入院することになったら、どうすればよい
のか･･

家の中で倒れたら、どうやって救急車を呼べばいいか･･

など、人は老いが近づくほど、または、老い始めると、
そんな不安を抱くことがあるようで。。

誰しも、老いに対して嬉しさを感じるより、淋しさを
感じることが多いと思いますし、不安に感じることも
あるでしょう。

そんな不安を感じてしまうのは、自分に起こる変化を
必要以上に否定的に捉えてしまうから…らしいです。

勤め先での役目が終わってしまった。。

風邪をひきやすくなった。。

以前より歩くのが遅くなってきた。。

そうした自身の変化に対し、必要以上に否定的に考えて
しまうから、老いに対する不安が頭に渦巻いていくそう
です。

定年退職も、風邪をひきやすくなったのも、歩くのが
遅くなってきたことも、どれも自然なことです。

全て自然のプロセスと受け入れ、出来る範囲で身体を
動かしたり、頭を使ってみたりすることで、満ち足りた
気持ちになることが出来ると･･

風邪をひきやすくなったと思ったら、免疫力を高める
ために、運動習慣をつけるとか、ビタミンやミネラルが
豊富な食事内容に変えてみるなど･･

自身の変化に不安を感じるのではなく、対応することが
大事だと言うコトです。

老いることで環境が変わっても、そこへ対応できるように
少しでも自分を変えていくんだと･･

ここで僕の頭に浮かんだのが“自己受容”って言葉で･･

　　今の自分が置かれている立場や環境を
　　受け入れ、そこで上手くやっていく
　　ことを考える。

ってわけですね。

将来のまだ起きてもいないことに対して、今から不安に
なることはないわけで。。

話を聞かせてくれた“健康そのもの”と言った感じの
おじさんが、最後に素晴らしい言葉で結んでくださいま
した。

　　人は今、この瞬間、その積み重ねで
　　生きとるでねぇ


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