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証券会社の営業話術

近年の証券業界は、顧客層の高齢化と契約口座数の減少
により、やや追い詰められているそうです。

追い詰められているから、顧客からの信頼を失うような
ひどい営業も辞さないことがあるらしく…

80歳以上の高齢者をターゲットに…

  1.勧誘内容と全く関係ない話を引き出して繰り返す

  2.過去の担当者のことを突然話し始める

  3.直前の会話を忘れさせるほど何度も同じ問答を
   繰り返す

  4.最終的に営業員と話した内容を覚えていないと
   取れるような発言を繰り返す

まぁ、要するに、わけのわからん話ばかりを繰り返し、
相手を攪乱させると…

そんな営業話術を用いて外国株を買わせて…

ガッポリ手数料を稼ぐ…。

実際に行政処分するよう金融庁に勧告された証券会社も
あるみたいです。。

その証券会社では、80歳から90歳代の顧客、計18人に
リスクを充分に理解させることなく、アメリカのIT銘柄
を中心とした外国株の取引を行わせていたそうです。

高齢の顧客の中には、わずか8ヵ月間で33回も売り買いを
しており、支払った手数料は1460万円ほど。。。

ほかにも数百万円の手数料を支払った顧客も複数いたと
言われています。

  あのね!
  今度、新興国のね!
  新興国のテクノロジー関連のね!
  その関連企業に投資する投資信託が
  あるんやわぁ!
  いっぺん、やってみぃへん?

など、外国株のほかに投資信託の勧誘でも不適切な取り扱い
があったと指摘されているようです。。

そんな80とか90の高齢者に、ITだの新興国だのテクノロジー
だの言ったって…

  あーーん?
  なにぃーーー?
  よぉ聞こえーん。。

  アにぃーー?
  てくのろの爺ィが
  どうしたんかーー?

てな感じで、話なんてわかりゃしません。。。

  今日は冷え込みがキツイから、
  気をつけてね!
  そう言えば、この前のおクスリ飲んでみた?
  どうだった?
  それじゃね、この銘柄でよかった?
  いい?
  これでいいのね?
  ハイ、じゃあ5000株買い付けね。

てな感じで、本人が知らないうちに買い付けたり、売付注文
を出されたり。。。

ところで、金融商品取引法ってのがありまして・・

この法令には、顧客の知識や経験に照合し、不適切な
勧誘を行い、投資者の保護に欠けるおそれのある業務を
行ってはならない…って定められてます。

口座数が減少傾向にある中、営業収支を悪化させ、時には
赤字に陥ることもあるみたいで・・

それで極端な収益至上主義が証券会社内部にはびこって、
無理な、無茶な勧誘が横行しがちであると・・

そうなりますと、不適切な営業を助長するような評価体制
に変化していき、それについていけない社員はパワハラを
受けたり、降格処分を受けたり。。。

  こんなの人間がやる仕事じゃねぇーーっ!

ってわけで、中堅の証券会社の中には、営業員が当初の
半分以下にまで減ってしまった支店もあるそうです。

やっぱ、営業って難しいンですねぇ…。

そりゃ不適切は良くないけど、ある程度、相手を浮かれ
させたり、のせたりするのは営業の腕だと思いますし・・

今どきの若いサラリーマンの人たちは、株式とか投資信託
やらないんですかねぇ?

  闇カジノより確実に儲けが出ますよ!

とか言って、若い人たちを勧誘すればイイのに。。

でも、コレ、、不適切な勧誘コピーですかねぇ。。。
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