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外食産業の異端児

ウチから車で10分も掛からないほどの場所に、焼き鳥
チェーンの「鳥貴族」がありましたが、今日、車を
走らせていたら、看板が外されていました。。。

鳥貴族と言えば、一時は不振が続く居酒屋業界において、
急成長を誇ってきましたが、確か3年前…

1品280円から298円に…

わずか18円値上げしただけなのに、一気に客足が減り、
既存店売上は低迷しました。

そのほか、業界の「勝ち組」と言われた「日高屋」や
「いきなり!ステーキ」も急激に失速しているとのこと
です。

逆に、近頃ですと「マクドナルド」「ケンタッキー」そして
「吉野家」と言った、少し前までは低調だったチェーンが、
大きく巻き返しを見せています。

やっぱ、アレですかねぇ…

マクドナルドやケンタッキーフライドチキンに吉野家など
チェーンの古株は、なんだカンだ言って足元がしっかりして
いると言いますか、息が長いわけですね。

何しろ、ハンバーガーと言えばマック!

チキンと言えばケンタ!

牛丼と言えば吉野家!

・・って感じで、パッと店名が思い浮かびますモン!

そりゃ、まぁ…、モスやロッテリアもありますし、すき家に
松屋もあるけれど、多くの人たちはマックであったり、吉野家
であったりすると思います。

ところで、外食チェーンには、ある種の法則みたいなのが
あるらしく…

規模が拡大していくに比例して、収益も高まるわけではなく、
店舗数が300店を超えたあたりで、売上高はピークを迎える
そうです。

1年で店舗数を倍増させるような拡大路線で、2018年に250店舗を
超えた「いきなり!ステーキ」は、それ以降、いきなり失速した
例からも、外食産業と言うのは、製造業と異なり、大きくなると
収益性が圧迫されることもあるみたいです。。。

特に現在のような人手不足の深刻化、また、中食産業との競争の
激化もあって、決して懐事情がよろしいとは言えないようで。。。

そういう点において、マクドナルドなどは、これまで何度かの
難題をクリアしながら、確実に拡大していったわけです。

そして、それが有益に作用するようになったんでしょうね。

チェーン展開をするにあたり、どこも拡大、店舗増を目指して
いるわけですが、その都度、厳しい課題がいくつも降りかかって
きて、そのひとつひとつを乗り越えた先に“勝ち”が待っている
と言うことです。

そして、その時には大規模チェーンとして盤石な体勢を果たして
いて、沈むこともあるけど、再び浮き上がるという現象が見られる
わけなんですね。

さて、一方で・・

チェーンではない個人経営のお店・・

まぁ、後継者がいないことから、ずいぶん減ってしまいましたが、
これも強いですね。

しぶとく生き残っている!

熱狂的なファンがいるわけです。

僕も、その一人で・・

マックやケンタが店を構えるロードサイドに、ポツンと一軒・・

そこには華やかさも賑やかさもなく、ただひっそりと・・

しかし、ひと度、暖簾を潜ると、そこには虚弱な店構えから
想像できないほど活力豊かなメシが食えるのです!

豪快な盛付け、独自の味・・

どれだけ大きなチェーン店にも負けない、チェーン店には出せない
ボリューム、味わい、そして値段!

世情や流行なんて見向きもしない…っつーか、意識すらしてないっ!

  これがウチの定食だ!

  ウチは昔からこの味と値段でやってンだ!

そんな店が好きですね。

昔は、そんな店がどこの町にも、何軒もあったと思いますが、
現代においては、

  外食産業の異端児

って言われてますね…。
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