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B級グルメと地域活性

2006年から2016年の間、毎年開催された食のイベントと言えば
「B-1グランプリ」ですね。

地域活性化を目指し、全国から、それぞれ自慢のご当地食材や
郷土食をアレンジした料理を来場者に振舞い、来場者の投票に
よって、その順位が決定すると言うイベントです。

第1回は八戸で開催され、来場者は1万7000人だったそうです。

その後、年々増え続け、第6回の北九州大会においては60万人を
超える来場者で盛り上がったと言います。

ちなみに、この時のグランプリ獲得グルメは「八戸せんべい汁」

これで八戸市の経済波及効果は、563億円に上ったとのことです!

スゴイことですね!

まさに地域活性です!

低迷する地域経済を、B級と呼ばれてはいますが、地元の食が
見事に救世主の役割を果たしたわけです。

そもそもB級グルメは、1980年代、バブル景気に沸いて「食」の
分野にまで、高級化が急進してしまったことへの反発だったと
言います。

例えば、その頃、外食ではフランス料理がもてはやされ、やたら
グルメを気取る輩が急増しました。

ほかにも、一丁1000円もする豆腐、1食1000円のインスタント
ラーメンなど・・

文字通りケタ違いにバカ高い食品、食材が話題になりました。

そんな風潮に反旗を翻したのが、B級グルメ…ってわけです。

  技術と味はA級を守り、値段は
  B級の心意気で挑む!

これが原点だったそうです。

フレンチだの、イタリアンだの・・

フォアグラにトリュフに、キャビア・・

フカヒレだの、ツバメの巣だの・・

こだわったり、熟成させたり、寝かせたり、起こしたり・・?

何だか知りませんけど、やたらゴチャゴチャした謳い文句で
飾り付け、やたら高い食材、料理がチヤホヤされて・・

それが「食」の新しい流行と捉えられ、ファッションフードなどと
呼ばれるようになりました。

しかし…

これじゃイカンと…!

流行かナニか知らんが、そんな非日常的な食文化を広めるより、
古くても日常的な食文化を見直し、そこに新しさを加えることで
地域も活性化できるんじゃないか・・?

そうです!

地産地消、地域主義・・

そこから全国へ広げよう!

ま…、所詮、ご当地モンですから、フレンチとかフォアグラとか、
フカヒレに比べれば、広がり方は限定的ですけど・・

それでイイと思いますね。

食をファッションにせず、地元を中心に根付かせることが
食の文化だと思うんです。
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