割に合わない銀行強盗

いつの世も、他人様の金を奪ったり、盗み取る事件は尽きない
ものですね。。。

しかし、時代とともに、こうした事件も性質が変化している
ようで…

例えば、近頃でしたら特殊詐欺、サイバー悪用による詐欺など
知能犯が増えているようですね。

一方で銀行強盗の件数は減っているんじゃないですか？

何しろ強盗に対する防犯策は、年々向上しているとのことで、
これは大手都市銀行のみならず、地方銀行だろうと信用金庫
だろうと同じみたいです。

　　ああ、チクショウ！
　　困ったナ…。
　　金が欲しいが、どうしたモンかねぇ。。
　　こうなったらひとつ、銀行でも
　　襲ってやるか！

な～んて言うような、思いつきで銀行強盗を企む素人(？)とは
わけが違うそうですヨ。。

もし、強盗が侵入してきたら、そして金を要求してきたら…

職員は冷静に、且つ、毅然たる姿勢で臨むよう、日々教育、
訓練されているとのことで…

地方の市街地にある信用金庫。

そこに、55歳・無職の男が刃物を手に、押し入ってきました！

　　金出せ！
　　早うせんと刺すぞ！

男性職員は落ち着いて、厚み10センチ程もある1万円の札束を
差し出すと同時に、緊急ボタンで警察へ通報しました。

それに気づくことなく、強盗は、目の前の札束を掴み取って
ミニバイクで逃走。。

そこで職員、冷静にミニバイク目掛け、防犯用カラーボールを
投げつけ、見事に命中！

で…

逃走から10分経つか経たない頃、事件現場の信用金庫から
1.5キロ離れた飲食店の駐車場で、例のカラーボールの塗料が
付着したミニバイクを警察官に発見され、そのまま逮捕。。。

奪った札束は、1千万円分の札束だったそうですが、実は
これも防犯用で、束の上下だけが本物の1万円札で、ほかは
紙束。。。

ま、それでも2万円を奪って行ったのですから強盗に違いは
ありません･･。

このように銀行、信金の職員は、防犯意識が高く、的確に行動
できるよう訓練されているようで、とても思いつきで銀行強盗
をやってやろう…ってヤツは歯が立たないってコトです。。

　　よっしゃ！
　　これで1千万ゲットじゃ！

高揚したのも束の間…

　　な、なんや…、
　　1千万のつもりが、
　　たったの2万かい…。
　　こんなんやったらコンビニでも
　　襲っときゃヨカッタ。。

とでも思ったでしょうか。。。

強盗を働こうという勇気よりも、身体を使って働こうという
決意の方が、ずっと負担が少なくて済みますし、何よりも
気分的には楽だと思うんですが、いかがですかねぇ？

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タグ：銀行強盗 札束 信用金庫