和牛も高級米も…

日本の成長戦略として、2020年には農林水産物輸出を1兆円に
押し上げることを目指していますね。

昨年の実績はおよそ6000億円で、2013年は5500億円ほどでした
から、順調に行けば2020年に1兆円と言うもの夢ではないかも
知れません。

昨年は、品目別にみると牛肉が前年比で40％以上の大幅増。

数量にしておよそ1100トンで、初めて1000トンを超えたそうです。

野菜・果実は前年比で30％近くの増加。コメは20％増と大きく
伸びました。

これには何と言っても、世界的な和食ブーム、それに円安が
追い風になっているわけです。

ま…、結構なコトだと思いますね。

人口減によって、この先、日本は市場が縮んで行くことでしょう。

こうした状況下、優れた品質に定評ある日本の農産物が海外へと
広まることは、確かに成長戦略に寄与します。

とは言うものの…

上質の旨い和牛、ふっくらおいしい高級米…

これらを一生懸命になって育て上げる生産者は減少の一途…

こうして育った和牛、高級米は日本人の口に入るよりも海外の
人たちの口へ…

それによって成長する日本…

いくらか皮肉な事象とも言えませんか？

僕の場合ですと、

　　上質な和牛も、おいしい高級米も
　　ついに食べることが出来なかった…

そうなるでしょうね。

そして、安い輸入牛、輸入米を食べることで、さらなる皮肉に
見舞われるわけです。。。

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タグ：和牛 高級米 成長戦略