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自分の子供に生まれて来なけりゃ…

貧困から脱け出すことは難しいモノで、貧困に耐えられず
自分を追いつめてしまう人は少なくないように思います。

収入がなく、娘が自分の子供に生まれてきたことを不憫に
思い、眠っている娘の脇腹を果物ナイフで刺し、自分も
死のうと思った…、という母親が、殺人未遂の現行犯で
逮捕されたという事件の記事を目にしました。

刺された娘は、一命は取りとめたものの重傷です。

母娘2人暮らしで、市営住宅に住んでおり、母親は55歳で
無職。

娘は24歳で、無職なのかどうか、記事には書かれていま
せんでしたが、収入があったとしても、わずかだったと
思われます。

それにしても…、

もう24歳の娘ですから、教育費が掛かるわけではなく、
バイトなどで収入を得ることができる年齢だと思います。

そんな年齢の娘を殺そうとまで思い詰めるとは…。

僕が、この事件に気持ちを動かされたのは、

  自分の子供に生まれてきたことを
  不憫に思い…、

という一文です。

娘が暴力的であるとか、反社会的なことをして母親に迷惑を
かけているようでもなく、母娘でケンカばかりしていると
いうことも書かれておらず、母親は娘に対して嫌悪、憎悪を
抱いているわけではないように思えます。

単に、不憫だから…、

可哀そうで仕方ないと思ったんでしょうか…?

小さな子供を不憫と思い、過ちを犯してしまう親の事件は
これまで何度か耳にしたコトあります。

しかし、24歳の…、社会では成人とみられている年齢の娘を
不憫に思うとは、よほど自分を追いつめてしまっていると
思います。

僕にも、少しわかるような気がします。

僕の娘は、現在、小学6年生です。

時々、僕は娘の顔を見ていると、

  ホントは、オレの子供に生まれて来なけりゃ、
  もっと、いろんな所へ遊びに行けたかも
  知れない。
  年に2、3回、旅行にだって行けたかも知れない。
  もっと、たくさんキレイな服を着ることが
  できたかも知れない。
  もっと、おいしいモノを毎日食べられたかも
  知れない。
  もっと…、

ふと、そんなことを思って、何だか娘が不憫だと感じることが
あります。

だからと言って、殺そうなんて思いませんけどね。。。

でも、わかるンです。

この事件の母親の気持ち、少しはわかるンです。

ちょっとでも、娘にイイ思いをさせてやりたい…、そんな気持ちが
あっても、貧困からは、そう簡単に脱け出せない…、

これが、どうしようもない現実でもあるわけです。

その重圧に耐えられず、自分を追いつめ、そして…、


  あ~ぁ…、
  これでまた来年も、たぶん
  生活が良くなるコトはない
  だろうな…

この事件の記事を読んだ後、そんなコトも思いました。

まぁ、しかし…、明日から新しい年になるわけで…、

みなさんにとって来年もよい年でありますように。
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タグ:貧困 収入 不憫
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