すかいらーくと個人経営の食堂

近頃の外食業界は、バイトの時給を上げても、なかなか応募して
くれないそうで。。。

　　立ちっ放しでキツイし、接客に気を遣うし、
　　クレーム多いし…

ってコトらしく、ちょっとくらい時給上げても集まって来ない。

外食業界の中でも大手である「すかいらーく」

こちらも例外ではなく、直近5年(2013年～17年)を見ると、一貫して
人件費率は上昇し続けているようです。

これだけの大手ですから、すかいらーく全体では、約10万人の
従業員が働いているとのことで、このうち毎年、5万人ほどが
学校を卒業するから、または、家庭の事情などで退職していく
とのこと。。。

当然、毎年同じくらいの人数を確保しなきゃならないわけで…

毎年毎年、従業員の半分が辞めちゃって、毎年毎年、同じ程度の
5万人雇わなくちゃいけない…って、ソレ大変ですよ。。。

だから…

人手不足の解消と言う意味もあって、深夜営業の短縮を進めて
いるわけですね。

昨年は、580店舗ほどが営業時間を短縮しました。

それでも人件費率は上昇し続けているわけで…

ちなみに、昨年の対売上高人件費率は33.7％だそうです。

しかも…

既存店客数が減ってしまっている！

直近5年、ずっと前年を割っている！

これを補おうとメニューを刷新し、何とか客単価を上げることで
売上高を維持してきたそうですが、ここ最近は…

客単価でカバーできない状況みたいです。。。

すかいらーくと言いますと、ガスト、ジョナサン、バーミアンなど
ですが…

そう言われると、僕も最近、行ってませんね～。。。

ウチの娘が小学生だった頃は、近所のガストへ行ったりしましたが、
現在では家族で外食すること自体、しなくなりました。

すかいらーく以外のファミレスは、どうなんでしょうね？

同じように厳しいンでしょうか？

これからは、営業時間だけでなく、客席数も、メニューの品数も、
そして、これに伴い従業員数も減らしていかないと、厳しくなる
ばかりなのかも知れないですね。。。

僕は、個人経営でやっているような食堂…

大将と女将、夫婦ふたりで切り盛りできている、ちょっと手狭な
店内…

そこでは和洋中、何でもあるわけじゃなく、デザートなんかは
一切なくて、それでも…

　　ここの食堂はとにかく値段が安くて、
　　そこそこ旨い！

とか、

　　あそこの食堂のかつ丼が無性に
　　食べたくなる！

とか、

　　古い店だけど、昔から定食に付いてくる
　　おかずの品数が多いし、ごはんが旨い！

など、客を納得させるモノさえあれば固定客が付くわけですし、
長年、生き残ってきているわけで…

この先、ファミレスは、個人経営の食堂から学ぶモノがいくつも
あるように思うんです。

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タグ：すかいらーく 外食業界 人件費率