自分が自分でなくなる前に

高齢者に対する虐待件数について、厚生労働省から発表されました。
(2018年度)

これによりますと、介護職員による虐待は、前年度比21.8％増！

件数にすると621件です。

また、家族らによる虐待は、前年度比で1％の増加と、介護職員に
よるものに比べると、その率は低いのですが…

件数にすると1万7249件！

ケタ違いの多さ…ってコトです。

実父、義父、それとも、実母、義母なのか知りませんが…

子どもの頃から世話になり、育ててもらった恩があることであろうと
思われる、そんな高齢者を家族の誰かが虐待していると言うわけで、
その件数が1万7000を超えていると…

そうした高齢者の中には、家族で面倒見れないから…ってわけで
介護施設へ入ってもらうことに…

で、そこで虐待に遭う件数が増えちゃって、前年度比で2割以上。。。

まぁ、それだけ高齢者が増加しているわけだから、虐待される
件数も増加しているということなのか、2018年度の虐待件数は
過去最多！

この中で、介護職員による虐待で1人、家族らによる虐待では
21人もの高齢者が死亡しました。。。

いやぁ～、この数字…

先々の暗さを物語ってますねぇ。。。

ウチに居れば家族に虐げられ…

それで施設へ移れば、そこで虐げられ…

何だい！

おまえらだって、歳とりゃ身体が言うコト聞かなくなるんだぞ！

もうちょっと労われやっ！

そんなふうに思っている高齢者の方々もいらっしゃることでしょう。

しかしナァ…

やっぱ、身体が言うコト聞かなくなってからじゃ遅いンだよなぁ。。

身体が思うように動かず、気が塞ぎ、荒れて…

それで周囲から、

　　うぜぇー！

　　面倒くせぇ！

などと思われ、虐げられるくらいなら…

自分が自分でなくなる前に、あの世へ行きてぇなぁ…。

そんな思いが強まるばかりです…。

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