性同一性障害者だけの職場

時々、メディアにも取り上げられる「性同一性障害」の
人たちへの対応について…

社会の受け入れ方に広がりが出てきた感があるものの、
まだ性同一性障害に対し、違和感を覚えてしまう人も
少なくないのでは…？

僕自身、実際にそんな人たちと直に接したことがないので、
平静に応対できるかと問われれば…

やっぱ、自信ないですね。。。

今から3年ほど前になりますが、大手食品メーカーの工場に
勤務する40代男性が、本人が望んでいないのに性同一性障害
であることを社内公表されたとして、損害賠償を求める訴訟が
ありました。

これに対し、会社側は「公表を強制していない」として
訴訟の棄却を求めました。

もう少し内容を見ていきますと…

この性同一性障害の男性社員は、更衣室を別室に設けるよう
希望する一方で、社内公表や女性としての処遇は望まず、
家裁に改名が認められた後も、社員名簿は従来の男性名の
使用を要望していたそうです。

ところが、会社としては別室の更衣室使用などの行為を考慮
してか、名簿などを女性名に変えてしまったそうで…

で、周囲に知られることに…

つまり、社内公表という解釈になった次第でして…。

う～ん、まぁ3年前の事とは言っても…

やっぱ、違和感持っちゃうんですね。。。

これはストレートに差別視ってわけじゃなく、今まで一緒に
働いてきて、いきなり別室の更衣室を使い出した…

　　え？
　　あれあれぇ～、なになに？
　　ちょっと、Aさんって何かあったの？
　　って言うか、前からどことなくヘンな
　　ところあったけどさぁ…
　　ええ！
　　マジっ？
　　そうだったんだ～、へえ～、マジかよ～！
　　そう言われりゃ、まぁ…
　　そっかー、性同一性障害だったわけ…。

みたいな感じで、周囲から奇異な目線を注がれたり、陰で
ヒソヒソ言われるより、

　　ここはね。別に悪いことでも
　　何でもないんだからね。
　　いいですか？
　　ここは、ちゃんとしましょうよ！
　　ネ、ちゃんとネ、ちゃんと
　　性同一性障害です！って
　　周りに知ってもらった方がネ。
　　その方が、後々、気も楽になると思うよ

と、会社側は考えたのかも知れません。

僕は、この考え、間違いじゃないと思うんです。

じわじわ、じわじわと周囲から陰で噂されたり、奇異な目で
見られるより、会社と言う枠組みにおいて堂々と(？)

　　実はAさん、性同一性障害です！

って言ってもらった方が、

　　あ、そう…

とか、

　　やっぱり…

って、その場で周囲の人たちは、それなりに納得してくれる
ように思うんですが…。

でも、本人にしてみると、

　　もうこのまま静かに
　　放っておいてくれヨ

って、気持ちなのかも知れませんね。。。

何にしましても、こうした人たちは孤立してしまうもので、
この先、社会の受け入れ方がますます広がっていけば…

性同一性障害者だけの社会的組織を結成！

性同一性障害者で作る製品！

性同一性障害者だけの職場！

こういう方向に進むことが、僕は健全ではないかと
思うんですけど、ダメですか？

にほんブログ村

タグ：性同一性障害