女帝め…

女帝…と聞いて、どんなことを連想されますか？

僕としましては、イメージ的に、あまり良くない言葉だと
思います。

たぶん、映画やテレビドラマで観た、それぞれの「女帝」の
影響でしょうね。。。

で…

実際に、女帝と呼ばれている人はどうかと言いますと…

これがまた、よろしくないようで…

誰とは言いませんヨ。

ここは敢えて誰とは言わず、とにかく女帝と言われたり、
見られている、大変、高貴な立場にあらせられるお方です。

そのお方は、そのお立場上、平民である僕らから見れば、

　　何て、おしとやかな…
　　教養豊かで、上品さが
　　全身から滲み出ているような…
　　さすが、格が違うなぁ…

って感じですねぇ。

しかし、その実態は…

身近に仕えている者たちに、大変厳しくていらっしゃる。

そして、人使いが大変にお荒くていらっしゃるとのこと。。。

　　お仕事ぶりがよろしくないので、
　　どなたか別の者に代えていただけ
　　ませんか？

とか言って、一刀両断にしてみたり…

毎日のお食事の支度に関しても、

　　今夜のメニューを見せてくださらない？
　　これはよろしいですが、そちらのは
　　いただけません。
　　別のを用意していただけませんか？


　　子どもは猫舌ですから、スープは
　　冷ましてから出してください。
　　私には熱いうちに…


　　このお野菜は、もう少し細く切って
　　いただけません？
　　これではいけませんよ。
　　もっと良い包丁をお使いなさい。


　　食器の洗い方がよろしく
　　ないようですね。
　　もっと丁寧に洗って
　　いただけないものかしら？

などと、イチイチお口を出されるそうで、調理担当の者の中には
ひどい鬱病になってしまったり、耐え切れず辞めていく者も少なく
ないとか…。

そんなお噂を耳にして以降…

その高貴なお立場のお方を、テレビなどで拝見しても…

笑みをたたえた優美なお顔、そしてお姿を拝見しても…

　　女帝め…

そのお方のお子様にお出しするスープのように、冷めてしまった
のでした…。

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タグ：女帝 スープ