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インフレともなれば

いろいろなモノの物価が上がって、今、日本もインフレと言う
ことらしいですね。

今さらかも知れませんけど、インフレとは、物価が上がって、
その分、お金の価値が下がることです。

バブル経済が崩壊して30年余り・・

その間、日本は、インフレとは無縁だったと言ってもイイほど
でした。

例えば、僕がお世話になっている牛丼のすき家・・

牛丼並盛は、2001年に一気に280円まで値下げされて話題になり
ましたけど、元は400円だったと思います。

そして今も並盛は据え置かれて400円です。

老舗・吉野家でも牛丼並盛は値上げ後で450円・・

それまで30年に渡り400円で通してきたのです。

このことは、日本経済はインフレとは無縁であることを象徴して
いるんじゃないかと思うんです。

ところが・・

吉野家では1965年まで牛丼並盛が120円で食べられていたのです。

それが1990年、400円に変更されました。

つまり、25年で3倍以上になったわけです。

つまり、つまり、、日本で本格的なインフレになったとしたら、
牛丼並盛は1,200円になってもおかしくないわけです。。。

それでは、なぜ、この30年ほど、日本では物価が上がらなかった
のでしょう。

まず、ズ~ッと景気が良くなかった…

景気良くなくて、収入は上がるどころか下がっちゃって、それで
物価を上げるわけに行かなくて…

それと、海外から安くモノを輸入することが出来る時代でも
あったからだと思います。

今に比べれば円高ってコトで、輸入品は比較的、安く手に入り
ましたし、まだまだ中国が“世界の工場”なんて言われても
いました。

そんなわけで、この30年ほど物価が上がらなかった日本では、
資産を形成する上でも「貯金」が最もリスクが少なく、元本も
ほぼほぼ保証されると捉えられてきました。

わざわざリスキーな株式やらFXなどに投資して資産を減らして
しまうより、貯金さえしてりゃ大丈夫!って考えが根付いている
のです。

しかし、ここ数年、こう値上げばかり続いちゃうと…

  えっ
  また牛乳、上がってる!

  最近、野菜高くなってない?

  電気料金や配送コストの上昇により、
  社内努力では価格維持が困難になりました。
  よって値上げを決定致しました。

などなど…

こうなりますと、いよいよインフレです。。

インフレになりますと貯金はリスクが大きくなります。

先程の吉野家の例の通り・・

仮に3000万円の貯金があっても、20~30年もすると物価は2倍、
3倍にも上昇するわけです。

インフレともなれば物価上昇は、より加速します。

その理屈で行けば、3000万円の貯金も、お金の価値としては
1000万円以下にまで下がると言うわけです。。。

今、資産家はお金に代わって、モノを持つことに注力している
そうです。

そのモノとは、株式であったり、ゴールドであったり・・

そう言えば“有事の金”とも言われる通り、金の取引価格は、
この1、2年で20%上がってますし・・

そんなわけですから、これまでコツコツと貯金に励んでいても、
この先、その貨幣価値は半減、いや、3分の1にまで下がるかも
知れないのです。。

・・・って、そもそも貯金ゼロの僕が言うのも、ふざけた話かも
知れませんが。。。
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