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メシが食える。寝ることができる。

人は、追い詰められると、考え方が短絡的になってしまうそうです。

ある40代男性…

彼は、10年ほど前から派遣会社に勤め、働いてきましたが、契約上の
ことでトラブルがあり、退職しました。

半年ほどブラブラして過ごしていましたが、手持ちの現金は数千円。。。

カバンの中にはスナック菓子が2袋。。。

野宿を続けながら愛知県に辿り着いた頃には、体力が限界に達して
いたそうです。

目の前に交番があったので、そこへ入り、警察官に保護を求めましたが、

  罪を犯していない人を
  拘束することはできない。

と、断られました。

そこで彼は、再び歩き始めますが、足腰に痛みを覚え、駅前の駐輪所
から自転車を盗みました。

その自転車で大阪まで行きました。

大阪に着いて間もなく、警察官に職務質問され、自転車を盗んだと自白
しました。

占有離脱物横領…

この容疑で逮捕されました。

  これで刑務所に入って、メシが食える。
  寝ることもできる。

そう思ったものの、不起訴処分になり釈放されることに。。。

ところで…

逮捕者に占める再犯者の割合は4割を超えるそうで…

彼の場合、人生に対して追い詰められているせいか、実に短絡的な
考えで、再び自転車を盗んでみたり、万引をしてみたり…

そうすれば刑務所に入ることができる。。

刑務所に入ればメシが食える。寝ることができる。。。

罪を犯し、捕まって、刑務所に入って…

それで食うことと、寝ることだけしか考えられなくなってしまって
いるみたいで。。。

しかし、現実は、そう簡単に刑務所には入れないようで…

そうなると、また罪を犯す…

そのうち大きな犯罪を…!

これは一例ですが、実際に警察からの釈放者が再犯に走る傾向は
増加しているとのことです。

国としては、生活困窮者自立支援制度ってコトで、そうした人たちを
支援する窓口を設けているのですが…

生活支援策のひとつに、1日当たり6千円を上限として、3ヵ月間は
宿泊費と衣料、食費などの提供をするそうです。

が…

提供を受けている間、本来ならば職を見つけ、自立してもらいたい
わけですけど…

やっぱり、自転車盗んだり、万引したり…

自立支援になってない。。。

それでも放っておいたら、やがて大犯罪を巻き起こすことだって
あるわけで、それはソレで恐ろしい。。。

そこで思うんですが…

刑務所じゃなくて、こうして困窮している人たちを収容する公的施設を
建てたらイイんじゃないかと。。

そこに入ればメシが食える。寝ることができる。

その代り、農業とか建設関係とか、やや強制的ではあるものの、
ちゃんと働いてもらうわけです。

そうやって更生してもらうしかないんじゃないかと思うんですが、
いかがなモンでしょう…?
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