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失業率を見てみると…

現在も人手不足感が強いみたいで、完全失業率の推移を見て
みますと、リーマンショック後の2009年度は平均5.2%。

その後は、低下傾向にありまして、2016年度には3.0%と
1994年度以来の低水準。

さらに、直近のデータを見る限り、3.0%を割って2.8%と
いう数字にまで低下しているようで…

  やっぱ、人手不足なんだわぁ…!

ってコトかと思いきや…

実際はそう単純なコトじゃないそうですね。。。

今のニッポン、総人口は減ってきているものの労働力人口は
増えているそうで…

ちなみに労働力人口と言いますのは、15歳以上で実際に
働いているか、求職活動をしている人のことです。

何だカンだ言って景気が良くなっていることは確かなわけで、
そうなれば企業の生産活動も上昇!

やれ、もっと造れ!

それ、人を雇え!

その流れに乗って、求職活動している人は職にありつきやすく
なりますから…

労働力人口のうち失業者が減って失業率は下がると…

まぁ、この理屈はわかります。

総体的に雇用意欲が高くなり、働き手も増えている。

だから失業率は下がっていると言うことはわかるんですが…

もうちょっと深いところを見ていくと…

労働力人口の増加の背景は、高齢者の雇用延長と世帯収入を
増やすために女性が増えたと言うわけでして。。

そのほか、正社員として働きたいのだが、条件が合う仕事が
見つからなくて、非正規で働いていると言う人も増えている
とのこと。。

最近のデータですと、非正規雇用者数は2018万人となり、
全雇用者数の約37%を占めています。

そして、そして!!

本当は働きたいけど、求職活動中に何らかの理由で意欲を失くし、
ここンところ何もしていない…って人、こうした人は失業者に
カウントされないそうですが、この人たちも含めた場合の
失業率は4.4%になるとのことです。

・・・・・・・・ってコトは何だ?

景気が良くなって、職にありつきやすい環境なんだけど、
働いてほしい職場に人が集まらなくなっている。。

それと、非正規の割合が増え、その分、賃金が抑えられている
ので、景気の好況感が得られない。。

  そっか…!
  時々、新聞にも載るけど、
  木に実る果実の数は限られてる。
  おいしい実を食べられるのは
  限られた人だけってコトか…。

失業率とか労働力人口とか、さらに非正規雇用者数などの数字を
見るだけでも、今の経済構造が何となくわかるモンですね。。。
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