世界一のハンバーグカレー

今日の昼は、喫茶店で食事をすることになり、そこの
メニューに「ハンバーグカレー」があるのを見つけ、
それを注文しました。



ハンバーグカレー…、

僕にとって、思い出のメニューです。

確か、3歳か4歳ぐらいの時…、とにかく小学校に
入る前の頃だったはずです。

当時、僕の実家の隣がクリーニング店で、そこの
店員さんの女性が、結婚してお店を辞めることになり
ました。

僕は、その店員さんに、とても可愛がってもらい、
お菓子をもらったり、店内でぬり絵をさせてもらったり
していた記憶があります。

どういう経緯なのか覚えていませんが、彼女が結婚して
しばらく経った後、僕は、彼女と彼女の旦那さんに
遊園地に連れて行ってもらいました。

はじめての遊園地でした。

小さかったので、よく覚えていませんが、何種類かの
幼児用の乗り物に乗せてもらいました。

やがて昼食時になり、園内のレストランに入ることに
なりました。

これも僕には、はじめての体験だったと思います。

レストランという施設で食事をするということがありま
せんでしたから。

そこで食べたのがハンバーグカレーでした。

大好きなカレーライスと、これまた大好きなハンバーグが
一緒になって出てきたのです！

僕は目を見開いて、はしゃいだことを覚えています。

こんなスゴイものがあるなんて！

スプーンだけじゃなく、フォークも一緒に付いていると
いうことも新鮮なショックでした。

それも子供用のサイズではなく、幼児にとっては、
ずっしりとした重量感のある銀のスプーンにフォーク…、

それを手にして、何だか別世界にいるような気分になった
ものです。

カレーは、ちょっとピリッと辛く感じましたが、ハンバーグは、
とび上がるほど旨かったのをハッキリ覚えています。

　　こんなハンバーグ、食べたことない！

そう思いました。

ウチで食べるハンバーグとは、全然味が違うのです。

カレーライスを食べながら、とび切り旨いハンバーグを
食べていることが、信じられないようなスゴイことだと
思いました。

それからしばらく、僕の頭の中では、ハンバーグカレーが
この世で最高のご馳走であるという地位を占めました。

中学生の頃まで、そう思っていたような気がします。

しかし、あの時以来、とび上がるほどのハンバーグカレーを
食べたことがありません。。。

はじめて食べたハンバーグカレーは、多分、それ以降の
ハンバーグカレーと味的に差はないだろうと思いますが、
僕の頭の中で美化され、

　　あの時のハンバーグカレーこそ、
　　世界一の味！

と思い込ませていたのでしょう。


ハンバーグカレー見て、はしゃぎまくった自分…。

みなさんは、幼い頃の夢のような思い出メニュー、
ありますか？

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