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ごはん一粒に8人の神が宿る

ファミレスや丼物、定食屋のチェーン店が増え、どこに行っても、見慣れた
看板を掲げるお店ばかり・・

そんな現代でも、個人経営の食堂、定食屋は数少なくなったとは言え、
ちゃんと営業しています。

ひなびた駅前、田舎町の幹線道路沿い、レトロな商店街の片隅・・

そうした所で、ひっそりと営業しているものです。

僕は、そうしたお店で、ひっそりと食べるのが大好きなんです。。

何度か通って、お店の大将や女将さんに顔を覚えてもらえるようになると、
ごはんを大盛りにしてくれたり、

  お代わりする?

って聞いてくれたり・・

そんな心温まるサービスを受けることもあります。

ファミレスなどのチェーン店では、何十回通っても、こんなサービスをして
もらえないでしょう。

中には、洗面器かと思うほど大きな丼に、ホカホカのごはんを盛り付けて
くれるお店もあります。

  さすがに多過ぎるなぁ…

と思いながらも、必ず完食しています。。。

残したらモッタイナイと言う気持もありますが、大将や女将さんの心意気を
踏みにじってしまうような気がして、残せないのです。

ところで・・

  ごはん一粒に7人の神が宿る

って言葉、聞いたことありませんか?

僕は中学2年の時、担任の先生から教わりました。

その先生は理科を担当しているのですが、実家が農家らしくて、食べ物を
大事にしろと言った話をよく聞かせてくれました。

給食の時、ごはんを残す生徒が何人もいたようで・・

その時に話してくれたのが、「ごはん一粒に7人の神」のお話です。

ちなみに、7人の神とは、七福神のことじゃありません。。

それは・・

  1.水 2.土 3.風 4.虫 5.太陽 6.雲 7.作り手

以上の7つです。

田植えから稲が育つまで、豊富な水は欠かすことができません。

それに、土壌である土がなければ田植えができません。

風は受粉を促してくれ、虫は米を食べる害虫ではなく、その害虫を食べて
くれる益虫です。

太陽の光は、稲の成長に欠かせませんが、日が強すぎても育ちません。

そこで日差しを遮り、雨を呼ぶ雲も大切な存在です。

そして、忘れてはいけないのが作り手である農家の人たちです。

来る日も来る日も、汗と埃にまみれ・・

時に日照りを心配したり、台風を心配したり・・

心身ともに苦労して、ようやく収穫の秋を迎え、こうして僕たちの食膳に
ごはんを恵んでくださる農家の人たちもまた神様なのです。

  いいか、みんな!
  ごはんの一粒一粒に7人の神様が宿っているから、
  残したりしないで、有難くいただくんだぞ!

先生は、そんな話の後で、必ずそう言っていました。

今の僕には、ごはんを大盛りにしてくれたり、お代わりのサービスをして
くれる食堂の大将や女将さんの心意気も加わり・・

  ごはん一粒に8人の神が宿る

と言うことになります。
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