過去30年間、成長しなかった国

過去30年間、日本の経済は、ほぼほぼ成長しておらず、そのため、
賃金もほとんど上がっていません。。。

他の先進諸国の経済規模は、過去30年間で、ザックリ1.5倍から
2倍に拡大したと言われています。

近年、この日本が先進諸国の中でも見劣りし、先進国の地位から
脱落するのではないかとまで言われているようで。。

　　高度経済成長！

　　モーレツ！ハッスル！

　　24時間、戦えますか！

これらの言葉を聞いたり、言ったりしていた頃が幻だったのか…。

最近、僕は思うんです‥

高度経済成長期からしばらくの間、各種の産業において、世界を
席捲していました。

金融、輸送、電機、化学など、

　　ジャパニーズ・システム

　　メイド・イン・ジャパン

として猛威を振るい、世界から経済大国と認められるようになった
ことは事実です。

ここまで大きくなったのは、日本人の勤勉な努力の結果…だった
のでしょうか？

もちろん、大変な努力を重ねたからこそ、経済大国になり得たのだ
と思います。

しかし、それだけではないように思うんです。

だって、同じ頃、米国、欧州各国、中国なども同じように努力して
いたんじゃないですか？

日本だけが努力していたわけじゃないと思います。

日本だけが勤勉に努力を積み、そのおかげで日本は、他のどこの国
よりも優秀になった…って言う考えだったら、やっぱり、30年間、
成長できなかったと言うことが理解できます…。

国の成長は、自国の努力によるものと同時に、国際社会との連携、
協調の枠組みが上手く行かないと成り立たないんじゃないですか？

戦後の日本は、資源、物資を各国から分けてもらい、技術や情報も
得て、さらに、それらを向上させてきました。

そうした高度な技術が認められ、各国に日本のモノが流通するように
なりました。

これが高度経済成長期からしばらくの間、続いていたと思います。

しかし…

その後、国際社会との連携、協調の枠組みが、どうも壊れたような…

それは慢心とか驕りだったのかも知れません。

　　わしゃ、ジャパニーズ・ビジネスマンじゃい！

　　これからは何でも国産！
　　コクサン品がナンバーワンじゃい！

こうした考えが、生き残っていくための競争力を削いでいったのは
ないかと思うんです。

　　いつどこで叩き潰されるかわからない･･

　　もっと強くなるにはどうすればいいのか‥

こう言った考えを常に持っていたら、過去30年間は違ったものに
なっていたでしょうし…

こう言った考えで、先進諸国は取り組んでいたから、経済規模が
1.5倍から2倍になったんじゃないですかねぇ…？

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