類は友を呼ぶ

今、Uber Eatsの配達で稼ぎながら、国内を自転車で旅している人、
まあまあいらっしゃるそうですね。

僕は一度もUber Eatsを利用したことがないだけでなく、配達の
仕組みについても全く知りません。

なので･･

配達仕事の受け方、いくらぐらいの稼ぎになるのか･･

全然知らないですが、30後半の男性が、配達しながら日本各地を
旅していて、その一部の記録を読んでみましたので、簡単にご紹介
させていただきます。

その時の彼は、鹿児島からフェリーを利用して、自分の自転車と
共に那覇へ渡りました。

那覇の国際通りから近い場所にゲストハウスがあって、宿泊費を
節約する意味でも、泊まりは、たいていゲストハウスです。

それに･･

九州を回ってきた間、1日の稼ぎは平均5千円ほどで…

これじゃ満足に食事も出来ないと…

その日の夕食は、コンビニで買ってきたカップ焼そばと発泡酒1缶…

食べ終えて、窓から外の景色を眺めていると、共同のリビングで
何人かが、わいわいと楽しそうに騒ぐ声が聞こえてきました。

彼はリビングへ行ってみました。

彼と同年代の30代、それに20代の男性、合わせて5人が集まって
談笑していたのです。

そのうちの1人と目が合って、自然に彼も、話の輪に入ることが
出来ました。

話を始めて、すぐに彼の目に飛び込んできたのが、Uber Eatsの
例の黒くて大きな四角いバッグ･･

あれ、ウバッグって言うそうですね。

　　このウバッグ、誰の？

彼が尋ねると、25歳という男性が手を挙げました。

そして、隣に腰掛けている32歳になると言う男性も、同じく
配達員だと言いました。

そうなんです！

このリビングに居る6人中、3人がUber Eats配達員と言うわけ
です。

しかも、彼同様、2人とも配達しながら各地を旅しているとの
ことで…

そして、この2人ともYouTuberでもあるようで、

　　YouTubeのネタとして面白いと思って、
　　それで旅してるんですよ。

他の3人も、YouTuberを自称していました。

偶然、YouTuberが5人集まり、そこに那覇を訪れた彼が加わり、
それで、Uber Eatsの配達をしながら旅している同士3人と
なりました。

類は友を呼ぶ…ってヤツですね。

　　那覇で一緒にウーバーの配達をやって、
　　誰が売上一番になるか勝負しませんか？

25歳が言いました。

　　面白い！やりましょうよ！
　　ついでに面白いネタ見つけて、
　　一緒に撮影しませんか？

32歳が応えました。

実を言いますと、30代後半の彼は、あまり大きく稼げないので、
Uber Eatsの配達を、そろそろやめようかと思っていたのでした。

しかし･･

こうして、いきなり仲間が出来ることもあって･･

　　面白いかどうか、、ここから自転車で
　　30分も掛からない所に、ちょっとした
　　話題のスポットがあるけど、よかったら
　　紹介するよ。
　　明日、行ってみない？

YouTuberの1人が声を掛けました。

　　あっ、お願いします！
　　連れてってください！

2人の配達員が目を輝かせて、言いました。

　　僕も連れてってもらえますか？
　　撮影のこと、いろいろ教えて
　　もらえませんか？

彼は、この段階では、まだYouTuberになろうと思っていませんが、
何だか一緒に撮影してみたくなったのでした。

ウーバーの配達･･

YouTuber･･

そして、日本各地の旅･･

そこから若者たちの出会い…ってコトで、僕は何とも清々しい
気持になったですね。

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