おばさん、のり巻きありがとう☆

昼前、近所に住む70歳ぐらいのおばさんが、のり巻きを持って
ウチへ来てくださいました。


　　たくさん作ったから食べて…

このおばさんは、前々から手作りのお惣菜や趣味で栽培して
いる野菜などを、たくさん分けてくださいます。

　　ウチの孫が、のり巻きが
　　好きになったみたいで、
　　今朝、たくさん作って
　　持たせてあげたの

そう言ってました。

おばさんは独り暮らしですが、さほど遠くない所にお子さんの
家族が住んでいるのでしょう。

そこのお孫さんのために、朝から手間を掛けてのり巻きを、
お孫さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら作ったのでしょう。

とてもほのぼのとした心温まる空想を、僕は勝手に胸の中で
描いてみました。

それにしても、ホントにたくさん分けてくださいました。

おかげ様でウチの昼食は、おいしいのり巻きでお腹いっぱい
になりました。

ウチの超反抗期の娘は黙々と食べていましたが、思えば、娘が
幼い頃、おばさんはよく娘を可愛がってくださいました。

お菓子や果物、手作りのクッキー、ケーキなど、小さな子どもが
喜びそうなモノをいろいろ持って来てくださり、その度に娘を
実の孫のように可愛がってくださったものです。

それが、今は…

こんな超反抗的な娘になろうとは…。

こんな娘の今の姿を、おばさんは知っているのだろうか？

そんなことを思いながら、のり巻きを食べていると、何だか
おばさんに申し訳ないような気持ちになってくるのでした。

玉子焼き、かんぴょう、しいたけ、高野豆腐、桜でんぶ、
青菜…

それぞれの具を用意するだけでも手間が掛かると思いますが、
こうして風味のよい焼のりでキレイに巻いて作ったのり巻きは
まさしく、おばさんの豊かで清らかな愛情を表わしていると
思います。

おばさん、どうもありがとうございます。
しっかり味わって、おいしく食べました☆

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タグ：のり巻き