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男子生徒への防犯教室

性犯罪と言うのは、ほぼ女性が被害者になりますね。

そのため、防犯教室と称して、性犯罪に巻き込まれないための
知識を女子生徒に教える高校もあるそうです。

確かに、女子高生が襲われたり、ひどい場合には殺されて
しまうと言った、痛ましい事件が時々起きています。

一方、愛知県のある高校では、男子生徒に対して性犯罪を
未然に防ぐ意味を込めた教室を開いていると聞きました。

この意義は、

  男子が、性犯罪の被害者にも
  加害者にもならないこと!

これが重要だと言うことのようです。

その通りかも知れませんね。

被害に遭う身の女子を対象とするだけでなく、害を与える
かも知れない男子へ、歯止めを掛けておく…ってワケです。。。

さて…

その男子生徒を対象とした防犯教室…

講師には、愛知県警から「子ども女性安全対策課」の警部補が
選ばれ、その高校の男子生徒たちに語ります。

  性犯罪の被害者の多くは女性です。
  君たちのお姉さん、妹さん、そして
  お母さんなどが被害に遭ってしまう
  可能性だってあるんだよ。
  そうなったら君たちは、どんな
  気持ちになるかな?
  君たちが被害者の家族になるかも
  しれないんだよ。

こう言われれば、16、17歳の多感な男子たちは、純粋にそれぞれの
姉の顔、妹の顔、母親の顔を思い浮かべるでしょうね。

  オレ、一人っ子で、姉ちゃんも
  妹もいねぇから…

そんなことを思う生徒もいるでしょうね。

  だけどなぁ…
  オレのカアちゃん、性犯罪に
  巻き込まれるのかなぁ?
  体重86キロなんだけど…

そう思いつつ、首をひねる生徒…。

そうかと思えば、

  そう言えば、ウチの姉ちゃん、
  この前、帰り道、後ろから
  変な男につけられてたような
  気がした…って言ってなよなぁ。
  あんな姉ちゃんでも、一応、
  女だからなぁ~…

自分の姉を心配する生徒もいるかも知れませんが…

  でもなぁ、錯覚だろうな…
  あんな獅子舞いの獅子みたいな
  顔した姉ちゃんを襲うヤツがいたら
  見てみたいヨ

どうやら、あまり心配なさそうで…。

警部補の講師は、さらに語ります。

  いいかい、君たち。
  被害者の家族になるかも知れないと
  言う一方で、ひょっとしたら…
  ひょっとしたらだよ…。
  君たちが加害者になる可能性だって
  ないとは言えないんだよ。

こう言われて、男子生徒たちは眉をひそめ、背筋を正して
講師に耳を傾けるのです。

  一番小さな被害者は
  何歳だと思う?

講師から問われ、目が合った生徒が答えます。

  え? えっと…
  3歳ですか…?


  残念。正解は2歳だ。

ここで、男子生徒たちのざわめき…

わずか2歳の女子…って言うか、女児が?

そんな小さ過ぎる子を襲うなんて信じられない!と、純情な
男子生徒たちは、やりきれない気持ちになるわけです。

さらに講師が質問します。

  じゃ、一番年上の被害者は?

別の生徒が、戸惑い、口ごもりながらも答えます。

  ええっと…ご、ごじゅう…、
  いや、60歳だと思います。


  残念。80歳だ!

ここで、男子生徒たちの沈黙…

は…、は、はちじゅうだぁ…?

そんなシワシワを襲って、何が楽しいんだろう?

やはり純情な男子生徒たちは、理解に苦しみ、笑いを噛み殺し、
小きざみに肩を揺するのでした。

以上、極めて重要、且つ、ほのぼの感のある防犯教室でした。。。
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