この娘は先々…

夜、ウチに帰ると、悪妻の怒声が響いてきました。

どうやら、超反抗期の娘を叱っているようです。

　　全然やってないじゃない！
　　どーゆーコト？
　　今まで何やってたのッ！？

おそらく、娘は与えられた宿題を全くやっていないようで、
そのことで悪妻から怒鳴られているみたいです。

その様子を横目に見ながら、この娘は先々、どうするつもり
だろうと思いました。

ま…、僕も、そして、悪妻も、勉強の成績は下から数えた方が
早かったクチで、この点、娘にうるさく勉強しろとは言いません。

が…

宿題ぐらいやってもらいたいです。。。

悪妻によれば、娘は美術の成績だけは良いらしく、マンガを
描くことも好きなようで、机に向かっていると思えば、たいてい
マンガを描いているそうです。。。

だったら、いっそのこと美術の分野に…、マンガに集中させる
ことも一手じゃないだろうか？

と、僕は思ったりするのです。

悪妻に怒鳴られながらも、反抗的な目つきで鼻をほじっている
娘は、先々、美術の道…、マンガの道を進んで行けるだろうか？

風呂から上がった後も、悪妻の怒声は続いていました。

冷や酒を飲もうと、僕は、娘が腰掛けている椅子の近くに
置いてあった紙パックの日本酒を取ろうとした時、それが
娘の足元に触れたようで、

　　チッ！

娘が反抗的な舌打ちをしました。

この娘は、先々、ホントにどうするつもりなんだろう？

悪妻の怒声を耳にしつつ、そんなことを思いながら冷や酒を
飲むのでした。。。

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タグ：悪妻 マンガ