女子刑務所の暮らしぶりは…

僕も含めて一般の人にとって、刑務所の中での暮らしは縁遠い話
だと思います。

そんな刑務所…、特に女子刑務所に関する記事を読んで興味を
覚えました。

2011年末時点では、日本の受刑者数は約62,000人。このうち4,700人
ほどが女性です。

女子受刑者は、8％に満たない割合と言うことです。

そんなこともあって、男子刑務所は新施設が建てられるなどで
収容率が90％ほどですが、女子刑務所の方は収容率が115％と
満室状態…って言うか、あふれるほどの状態です。

ですから、6人部屋に8人の女子受刑者が、すし詰め状態に
なって寝ることになります。

ま…、刑務所と言いますのは罪を償う所ですから、すし詰め
だって構わないという声も上がってきそうですが…。

一方で、こうした過剰収容状態が、受刑者の精神的ダメージを
与え、更生に悪影響を及ぼすという声も出ています。

ところが…

僕の興味を惹いたのは、受刑者一人当たりの年間コストは
約270万円という点です。

この270万円は、すべて税金で賄われるわけです。

一方、刑務所の外…、僕ら一般の人たちの世界…

この世界で、年収200万円に満たない女子たちは少なくありません。

すし詰めで寝ることはないと思いますが、1日3食、充分に食べる
ことができない女子もいるんじゃないでしょうか？

働きたいと思っていても、思うように仕事が見つからず、1日中
何もしないで過ごさなければならない…

そんな人だっているんじゃないでしょうか？

あと給料が3万、いや2万円でイイから上がってくれれば、
生活がかなり楽になるのになぁ…って感じている人だって、
少なくないんじゃないでしょうか？

ちょっと角度を変えてみれば、受刑者以下の暮らしを強いられて
いる一般の人たち…、案外、少なくないんじゃないでしょうか？

コレ…、僕にも当てはまることかも知れないです。

ところで…

女子受刑者の罪状は、「覚せい剤取締法違反」が最も多いそうで、
現実の世界から逃避するために、覚せい剤などを服用したのか
どうか知りませんが、塀の中に入ってみると、現実の世界より
安定した暮らしが出来ている…

そう思っている受刑者、何人かいるかも知れないですね。。。

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タグ：女子刑務所 覚せい剤