早期退職、リストラの果ては…

以前、リーマンショックによる世界同時不況で、大手企業でも
リストラに拍車が掛かりました。

あの後…、2009年は早期退職、リストラで2万人を超える人たちが
職場を去ったと伝えられています。

そして昨年も、実に3年ぶりに2万人超えという規模の早期退職、
リストラが実現されてしまいました。

ご存じのＮＥＣ、シャープ、ルネサス…、そしてパナソニック、
ソニーと言ったビッグな電機メーカーが立て続けに大規模な
人員削減計画を発表しましたね。。。

これら電機メーカーに次いで、小売、機械、金属、情報通信
などの業種が目立ちました。

また、市場区分という見方では、東証1部が最多で、次に東証2部、
そしてジャスダックという順で早期退職をはじめとしたリストラを
おこなった企業が多かったと聞きます。

こうして大手、または名の知れた企業でさえ、人員削減に踏み切った
わけですから、それら大企業の下請など、中小企業にも波及して
いることと推察されます。

今年は昨年ほど多くはないと言われるものの、それでも泣く泣く職場を
去る人は少なくないかも知れません。


それにしても、まぁ…、こんな状況になってしまった原因はいろいろ
でしょうけど、大きな要因のひとつとして「競争力の低下」が
挙げられると思いますね。

確か、僕が中学、高校の頃は、日本の電気機器って世界を席巻する
ほどの勢いだったような気がしますし、あの頃、テレビのＣＭでも
電機メーカー各社、それはもう、ウチがナンバーワンだ！って感じの
メッセージを送っていたように記憶していますが…。

でも、こうして日本で、オレが！オレが！って叫んでいる間に、
他国では、今に見てろ！って感じでメキメキと力を蓄えていたんで
しょうね。

これがここ数年で顕著になったって感じですが、どんなもんでしょう？

言葉は悪いかも知れませんけど、図体のデカいヤツが威張って突っ立て
いるところを、ちょっと小柄だけど動きのすばしっこいのが、思いっきり
デカいヤツの股間を蹴り上げたって感じですかね？

で…、デカいヤツは、急に顔を青くして、身体を屈めてウンウン
唸っている…、そんな光景が浮かんでしまうんですが…。

それで、こいつはヤバい…、ってことで、デカいのは少しでも身軽に
なろうとして「人員」という肉や血を減らそうとする…、

でも、肉や血を削って、ここ一番って時に、力が出るんスかねぇ…。

ま…、今年の真ん中あたりに、一度、様子を見てみることですナ。

にほんブログ村

タグ：早期退職 リストラ 人員削減