老舗から感じる歴史ロマン

今年で創業100年以上を超える企業は、2万7441社になるそうです。

創業から100年以上200年未満が2万4924社と、全体の9割を占めますが、
200年以上300年未満が835社、300年以上400年未満が582社。

そして、何と！

創業500年以上も158社あるとのことです。

業種別に見ると、「清酒製造業」が最も多くて、763社になる
そうです。

次いで「旅館・ホテル」が634社。

「呉服・服地小売業」が598社と続くそうです。

清酒、旅館、呉服…、いずれも日本的なイメージが強く、老舗が
多いと言うことも頷けます。


日本酒離れ！

老舗旅館の苦境！

着物を着る機会が激減！

そんなことも言われていますが、伝統、文化、格式…、それらに
支えられて長く事業を続けているってコトがすごいと思います。


ところで、この国で最古の企業は社寺建設の会社で、飛鳥時代に
創業して現在に至っているそうです。

創業1400年余り！！

当時、建立された社寺が現在も残っており、それを建設した
会社…、当時は会社組織ではなかったでしょうけど、それも
事業を続けているって、ものすごいコトですね！

僕がこう言うとサマになりませんが、ロマンを感じてしまう
ほどです！


このほか、山梨県にある温泉旅館にも創業1300年を超える
旅館があるそうです。

尚、創業が古い上位30社のうち13社は湯治場の老舗旅館
だそうです。

1000年以上も前から、温泉が地域興しに一役買っており、
長年に渡り、そこを訪れる人が多かったことがわかります。

古来より日本人は温泉好きで、温泉に浸かることで治癒しよう
と言う人が多かったわけです。

こうして見ると、まぁ…、古いものがイイものだとは
言えないかも知れませんけど、この国の中で歴史的にも
古くから存在していた文化に関する業種が、老舗として
数々の時代を潜り抜け、現在に至っている…、

そんなコトもまた、新しい文化、事業を考える上でのヒントに
なるかも知れません。

あぁ、何だか今日は、歴史ロマンに浸ってしまった…、
そんな感じだなぁー…。

にほんブログ村

タグ：老舗 歴史 旅館