御料牧場にそよ風が吹く

今年の春、天皇ご一家は、およそ3年半ぶりに御料牧場を訪れ、
5泊6日の日程でお過ごしになられました。

敷地内を自転車で散策したり、野菜を収穫したり、牛の出産に
立ち会われるなどして、ご静養されたのです。

この御料牧場は、明治の初期頃、ヨーロッパの王族専用牧場を
模して、千葉県成田市に開設されました。

皇室で用いられる農産物などを生産する農場(牧場)として、
宮内庁が管轄しており、皇族方の日常の食材をはじめ、時に
海外の賓客を歓待するための食材としても供されています。

昭和44年、成田国際空港の建設計画に伴って、栃木県塩谷郡に
移転され、現在に至っています。

そんな御料牧場では、我々、一般人には知ることが出来ない珍事、
蛮行も起きているみたいです。。。

例えば…

牧場の敷地内には、それは見事な竹林が広がっていて、春先には
地面から、たくさんの筍が生え出します。

その筍を狙った“筍泥棒”が出たことがあったらしく…

牧場周辺は、塀や柵で囲われているわけではないので、御料牧場の
敷地とは知らず、一般人でも入り込んでしまうこともあるそうです。。

とは言え…

生えている筍を勝手に採っていくなんて…

こうしたことがあって、本来は施設の警備にあたる皇宮警察の
人たちが、筍の警備に駆り出されるようになったとのことで。。。

尚、筍泥棒が外部の者だったのか、はたまた、牧場内の職員だった
のかは不明のまま…

また、別の時期には、牧場内の山芋を警備していたこともあった
そうです。。。

ところで、御料牧場へは、皇族の方々が、度々、足をお運びに
なりますが、普段は皇族不在となっています。

皇族の方々がご滞在の際には、当然、警備体制が強化されますが、
不在時となれば、皇宮警察が常駐しているわけではありませんので、
警備は手薄になります。

国内に数ヵ所ある御用邸ですと、皇宮警察が常駐して、警備警戒
のため日夜、目を光らせています。

御料牧場の場合、皇族の方々が訪れる頻度が比較的少ないことも
あるのですが…

牛や豚など、多数の生き物が飼育されている場であり、農作物が
天候の影響などにより、被害を受けないため、職員たちが交代で
食直勤務を行うことになっているそうです。

生き物の命を預かる、そして、大切な農作物の世話をする意味で
24時間体制になっているわけです。

が…

事務所で、ずっとテレビを観ているだけ…なら、まだマシな方で、
食事時には牧場を留守にして、一旦、自宅へ帰る職員も少なく
ないとか…

帰宅して、一杯飲んで、赤ら顔で戻ってくることも。。

それで2009年…

当時の愛子さま、佳子さま、悠仁さまが、動物に興味を持たれ、
御料牧場を訪れる機会も、いくらか増えまして…

　　ならば、警備警戒を強化しなくては･･

と、国会において、皇宮警察が常駐していないことを問題視する
ようになり、この年に常駐することが決まったのですが…

これに真っ向から反対したのが、牧場職員たちだったそうな。。。

職員たちは口を揃えて、

　　私ら、規律正しく運営するため、
　　ちゃんと宿直してンだぞ！
　　常駐なんて必要あンめえ！

などと主張したみたいですが…

その頃には、既に、職員たちの横柄な態度や好き勝手な行いが
漏れ聞こえていたらしいです。

地元の飲食店での横柄な振る舞いに、出入り禁止にされた職員や
酒気帯び運転で追突事故、また、人身事故を起こした職員もいて…

また、白昼堂々と牧場内でゴルフの練習をしている職員も…

地元の人からは、

　　昼間に、カコーン、カコーンって音が
　　響いてくンだ･･
　　あれぇ～？　何の音だんべねぇ？　って
　　首さ捻りながら、牧場の方、見てみっと、
　　何人かで実際にゴルフボール打ってんだもん･･
　　おら、呆れちゃったよ～。。
　　きっと筍やら山芋泥棒も、あいつらだべ！

そんな声も聞かれたのです。

さらに、極めつけの蛮行が…

2017年、当時の畜産課長を務めていた職員が、無許可で散弾銃を
2丁も所持していることが発覚！

銃刀法違反の容疑で実際に逮捕されました！

ニッポンの象徴たる方々の専用牧場ですから、もうちょっと…

もうちょっと、ちゃんとしてもらわないと…

これらをお聞きになったら、両陛下や愛子さまは、どれほど悲しい
お顔をなさることでしょう。。。

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