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老後の生活と言うのは・・

2020年版の国勢調査では、男性の生涯未婚率は28%、女性が17%
となっています。

ここで言う生涯未婚とは、一生、結婚しないまま生涯を終えると
言うことではなく・・

50歳になった時点で、一度も結婚したことがない人の割合なので、
正確には“生涯未婚”と断定出来るものではありません。

が・・

芸能人とかセレブな人なら未だしも・・

一般人にとって、50歳を過ぎて初婚と言うケースは稀なことです。。

そんなわけで、国勢調査による生涯未婚率は、まんざらでもない
数値と言えると思います。

つまり、男性の場合、4人に1人は・・

女性の場合、6人に1人は、生涯に渡り、ひとりで生きていくことに
なるのです。

昔と違って、「結婚しない」「所帯を持たない」ことで軽視される
わけでもなし、本人に“独身を貫く”と言う意思があれば、それは
それで尊重される時代です。

が…

独り身で不安になるのが老後の生活…みたいです。。

総務省の「家計調査(2022年版)」を見ると、65歳以上単身高齢者の
消費支出は月間14万9,208円となっていて、毎月15万円を工面できる
ならば生活ができると言うことで・・

その消費支出の明細まで載っていて、これがなかなか興味深いです。。

<65歳以上単身高齢者 1ヵ月の生活費>
  食料:36,729円
  住居:13,520円
  水道光熱:15,014円
  家具・家事用品:6,284円
  被服・履物:3,632円
  保健医療:8,358円
  交通通信:15,522円
  教養娯楽:15,501円
  その他:32,648円

  合計:14万9,208円

以上の通りで、どの項目を見ても、特に贅沢してるわけじゃなし、
まぁ、最近の物価状勢を思えば、こんなモンだろうなぁ…って
感じです。

さぁ、ここで・・

現時点での厚生年金受給者の平均受取額は、65歳以上の男性で
1ヵ月にして約17万円、女性が約10万円となっています。

そこから社会保険料を差し引かれますので、男性は月々4万円、
女性は10万円ほどの補填が必要になるわけです。

その補填こそ、各々の貯蓄を切り崩していくか、バイトでもして
稼いでいくことになり、

  男性=4万円×12ヵ月×65歳以降の生存年数
  女性=10万円×12ヵ月×65歳以降の生存年数

ってコトになります。

仮に、平均寿命とされる84歳まで生きるとしたら・・

男性の場合は、少なくとも912万円の貯蓄、または、稼ぎが必要
ですし、女性ならば2,280万円も必要と言うことになります。

・・・・老後資金として2,000万円は必要だと言うのは、このことか!

改めて、そんなことを思わせるわけです。。

さらに、これが賃貸住宅生活者であれば、その負担は、さらに
増します。

さらに、さらに・・

厚生労働省によりますと、年金受給者のうち、年金が月々にして
11万円に満たない人は488万人で、受給者全体の3割ほどになって
いるそうで。。。

こうして見ると、生涯独身のまま老後を過ごすと言うことは、実に
厳しいモノがあると…

ましてや、賃貸暮らしで貯蓄なしの場合を考えると…

う~~ん…

老後の生活と言うのは、たとえ意に沿わぬ相手であっても、不満
だらけの相手であっても、二人で過ごしていくことが無難なのだと…

僕は、天を仰ぎつつ、つくづく思ったです…。
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