意外性を感じた強盗事件

高速道路の料金所は、無人のETC専用レーンと係員がいる
現金支払いレーンがありますね。

ま…、いずれにしてもレーンに入って来るのは自動車です。

4輪、2輪の違いはあるでしょうけど…

2足歩行の人間が、料金所へ徒歩でやって来ることは、まず
ありませんね。

あったとしたら、それは関係者であったり、警察、救急などの
公務の場合だろうと思います。

あるいは、車両故障など、何らかの支障があって、運転手の
人がやって来ることも想定されますが、この場合は稀でしょうね。

なので…

午前2時過ぎの真夜中。

こんな時間帯に、トボトボと人が徒歩で料金所に来るなんてコト、
あまり考えられないと思います。

で…

有人レーンにいた係員、こちらへ向かってトボトボ歩いてくる
人の姿を遠目から見ていて…

　　アレ…？
　　誰やろ？こんな時間に…。

まず、そう思っていたことでしょうね。

だんだん近づいて来ると、どうやら男のようですが、サングラスに
マスクを着用していて、顔がよくわからない。。。

　　誰やろ？
　　関係者とも違うようやし…。
　　一般者みたいやけど…、
　　たぶん、故障か事故でも
　　起こしたンやろか？

とりあえず、ここまでは想定できると思います。

でも…

　　寒い時期だからマスクしてるのは
　　わかるけど、こんな夜中に
　　何でサングラスなんか…？

そんな疑問も抱いたんじゃないでしょうか？

そのうちに男は、料金所のすぐ近くまでやって来て、立ち止まり、
着ていたジャンパーのポケットから、何やら取り出して、

　　金どこや？

係員に、そう言ってきました。

どうやらポケットから取り出したのは拳銃のようなモノで…

それがホンモノがどうかまで判断できませんでしたけど、
とにかく、それを突きつけるようにして、

　　金どこや？

と、聞いてきたのでした。。。

ここで係員、ようやく理解できたのです。

　　こいつ、強盗や…！

そして、拳銃で撃たれたくないと言う思いから、素直に現金が
入っている引出しを開けると…

いきなり強盗は手を伸ばし、数枚の札を奪い、一気に走り去って
いきました。

　　･･････････････････
　　･････････････

呆然とした状態で、走って行く男の後姿を眺めるだけの係員。。。

　　まさかナァ…
　　こんなところに強盗が
　　来るなんてナァ…。

そんな思いだったかも知れませんね。

まぁ、ケガはなく、現金数万円を奪われただけで済みましたが…

強盗は、付近に車を停めていたようでもなく、トボトボと歩いて
わざわざ、ここまで来たのでしょうか？

　　そんなんやったら
　　コンビニでやれよ…。

って、係員は思ったのかどうか知りませんけど…

この意外性…。

そう言われれば、料金所強盗って、あまり聞かないですね。

　　危険だと感じたら、すぐに
　　非常ボタン押せよ！

おそらく、呆然としている係員に、別の係員が注意したでしょうね。

この点でも意外性を感じた淡路島での事件でした。。。

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タグ：強盗 意外性