訛りって大切なんだ

現場で一緒に仕事をしていた栃木県出身の職人さんが、

　　オレの田舎じゃ
　　オレオレ詐欺はねえンだ

と、言っていました。

　　なんで…？

と、尋ねると、

　　栃木の言葉は訛りが強いべ？
　　うっかり「オレオレ、オレだけどさ…」なんて
　　普通に話してると、「おめ、ナニ気取ってンだ？」
　　とか、おふくろに言われちゃうかんね。。

ってコトで、栃木県のように訛りが強い地方では、オレオレ詐欺の
被害が少ないとのことです。

お隣の茨城県も独特のイントネーションらしく、同じく被害は
少ないだろうと言っていました。

その他、青森、岩手など東北地方、長崎、熊本など九州も、たぶん
被害件数は少なそうです。

やっぱ、東京を中心とした首都圏エリア…

この辺りは標準的な言葉と言いますか、オレオレ…ってやられると、
うっかり騙されてしまうかも知れませんね。

地方都市でも、もともと地元の訛り、独自のイントネーションが
あったはずですが、それが標準化されてしまい、オレオレに騙される
ことが多いと聞きます。

　　そうか！
　　そう言う意味でも、お国言葉っつーか、
　　訛りって大切なんだよね

僕がそう言うと、その栃木の職人さん、

　　それで、相手が栃木だと思って、
　　「オレだべ、オレ！わりぃンだけんど、
　　得意先から集金した150万円失くしちゃったンで、
　　何とかしてもらえねぇべか？」な～んて
　　栃木弁で話したつもりでも、
　　「何だ、おめ…？おかしな発音して…、
　　何かヘンなもんでも食ったのけ？」
　　とか、おふくろに言われちゃうかんね。
　　やっぱ、バレっちゃうんだよ。。。

と、笑って言っていました。

しかし…

栃木の言葉って、こうして聞いていると、ホント独特ですね。。。

それはさておき…

その地方ごとの言葉、方言とか訛り…

コレって、犯罪防止にも役に立つ大切な文化ですね。

地元の言葉は大切だ！

そんなことを強く思ったです。

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タグ：オレオレ詐欺 栃木