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超高齢化の落語界

日本は、いよいよ超高齢化社会へ向かって行くと言われて
いますが、落語界などは既に超高齢化だそうで…

落語家は入門した後、前座、二ツ目、真打と昇進していきます。

そして、真打の次はご臨終…。

前座、二ツ目、真打、ご臨終…、つまり落語家には定年がなく、
死ぬまで現役ってコトです。

で…

僕も落語は好きな方ですが、最近は、好きなこと、やりたい
ことを職業に…って考える若者が増えているようで、落語界に
入門する人も多くなったとか。。。

それで現在の落語家の数は、ざっと800人と言われています。

これは江戸時代以降、過去最多だそうで…。

さて、入門して真打を目指していくわけですが、そうなるまで
14、5年は掛かると言われています。

が…

余程大きなヘマをしない限り、エスカレーター式に昇進できる
みたいでして…

それですから、落語家のうち65%ほどが真打ってコトで…

とにかく真打になれば落語家として一人前!

弟子がいてもいなくても「師匠」と呼ばれることになります。

おわかりでしょうか?

何しろ、ご臨終まで現役でいられるわけですから真打ばっか
増えちゃって…

70代、80代の年齢でもバリバリ現役!

超高齢化の完全逆ピラミッド状態!

上がつかえて、つかえて…

真打の大量増殖現象!

寄席のギャラは思ったほどでもないようで、純粋に落語だけじゃ
食っていけない“一人前”の真打は少なくないとのこと。。。

  ヘーンだ!
  座布団一枚ありゃ
  何処でだって出来るのが
  落語家のイイところだい!

ってわけで、地方公演やら独演会に飛び回る真打も多いそうです。。。

  そうか…
  この国の伝統的、文化的な芸能の
  ひとつである落語の世界も、
  これでなかなか厳しいンだなぁ…

そんな一面を知りました。。。
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LargeKzOh

自分の様な歳になると、先代とか先先代とかの名人の噺を聴き込んでいるので、今の方々のは少し物足りないです。

これは話芸だけのせいではなく、身の回りの環境の変化が余りにも大きく、お話に感情移入できないンですネ。

そんな訳で寄席にもいかなくなりました。

なに、ひねた年寄りの独り言です。
次のブログ楽しみにお待ちしております!
by LargeKzOh (2017-08-02 07:59) 

あべしん

LargeKzOhさん、いつもありがとうございます。

そうですね。
確かに、「時そば」など定番の古典落語などを
聴いていると、特にそれを感じますね。

かと言って、創作落語のどれもが面白いわけじゃ
なく…

今後の落語界に期待しつつ…、

これからもよろしくお願いします。
by あべしん (2017-08-02 16:27) 

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