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借家の正体

やや古びているものの、ごく普通の一軒家。

そこは借家になっており、借主は、たぶんベトナム人
だろうと思われます。

何人か代わる代わるに出入りをしているようです。

  この近くの工場にでも
  勤めているんだろうな…

近所の人たちは、そう思い込んでいるようでした。

ある日のことでした。

その借家の換気口から、モクモクと煙が出ているでは
ありませんか!

  火事だ!

通り掛かった人は、急いで119番通報しました。

そして、消防隊が到着し、屋内を様子を探ってみたところ、
中は誰もいませんでした。

火の気も全くありません。

では、換気口の煙は何なのだ?

それは煙ではなく、水蒸気だったそうです。

屋内へ入った消防隊員は、その場の光景に愕然としました。

何とそこには大量の鉢植えが並べられていたのです。

部屋の中で植物を育てることは、別に珍しいことでは
ありません。しかし、その場にある鉢植えは量が多過ぎる
のです。

趣味とか観賞用の目的ではなく、栽培されているのでした。

そして、煙と勘違いされた水蒸気は、まさにこれらの鉢植え
された植物が、成長過程の中で発しているものだったのです。

おそらく栽培を早めるためでしょう。鉢植えが並べられている
天井には、おびただしいほどの照明が煌々と灯っていました。

一体、この植物は何だ?

調べてみると、それらは大麻草でした。

数にして500株もの大麻草が、古めかしい一軒家で栽培されて
いたわけです。

この借家は、大麻密造の工場だったのです。

大麻草の栽培だけに留まらず、そこには大麻を乾燥させる設備
もあったと言うことです。

なお、栽培された500株の大麻草は末端価格にして億単位に
なるそうです。

    ◇◇◇◇◇

こんな事件がありましたが、実は僕も空き家などの解体作業の
仕事をすることがあって、最初の日に、空き家の中に入る時は

  何かヤバいものでも
  出てきたらどうしよう…

って、ドキドキします。

誰もいない他人の家の中は、とてもミステリアスです。

もし、あなたの家の近くに空き家や借家があったら、そこは
もしかしたら麻薬工場になっているかも知れません。。。
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