週刊誌を万引する男のお話

え～、一席おつきあいお願いします。

土用丑の日も近づいてまいりましたが、皆さんは、
おいしい鰻をお召し上がりになられるんでしょうナ…

わたしなんぞ、鰻の「う」の字にも縁がございませんので、
せめて蒲焼の焼けるアノ匂いだけでも胸イッパイ吸い込んで
おいて、ウチへ帰ってごはんだけ食べてますヨ。。。

お金がもったいないンで、鰻は匂いだけにしております。

世の中、お金がもったいないからと、いろいろ節約される人も
いらっしゃると思います。

ええ、この季節ですと電気代を節約しようなんて、エアコンを
控えめになさっていらっしゃる人も多いんじゃないですか？

立派なお心がけですが、熱中症にはご注意を…。

ほかにも、毎晩、お風呂上りにビールを飲みたいところだが、
もったいないから麦茶にしておこうとか…

まぁ、コレもわたしのことですけどね。。。

このようにお金がもったいないから、何かを我慢しようって
心がけは、決して悪いモンじゃありませんよね。

経済的に無理なくやり繰りして暮らして行くのが人の生き方でも
あるわけでして…

ところが、お金がもったいないからと言って、何かを盗んで
手に入れようとする…

これはイケませんよ。

悪いコトです。

ある町の本屋さん。

ここ最近、火曜日になるたびに週刊誌が一冊盗まれています。

いわゆる万引ですが、コレが決まって火曜日。

しかも盗まれる週刊誌も同じ。

　　さあ、これは同一犯人の
　　仕業に違いない！

ってコトで警察に相談し、店内を見張ってもらうことにしました。

午後1時半頃…

ひとりの男が本棚にやって来たな…と思ったら、例の週刊誌を
手にして、そのまま周りを気にしつつ、店を出ていくじゃ
ありませんか！

その場にいた警察官が男に職務質問をして、窃盗容疑で逮捕しま
した。

逮捕されたのは、66歳になる契約社員の男。

　　お金がもったいないから…

という理由で、毎週火曜日に発売される週刊誌を、この本屋で、
もう何週間も前から盗んでいたそうで。。。

どんな経済的な事情があるのか知りませんが、そんな勝手な理由で
万引されちゃ、本屋さんも溜まったモンじゃありません。

ちなみに、万引していた週刊誌は「エコノミスト」でした…。

おあとがよろしいようで。
（奈良県で発生した事件より）

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タグ：週刊誌 もったいない 万引